机上向学 Creative Cloudは”CS6以降のアプリケーションがいつでも全て使えるサービス”、って本当か?。
昨日Creative Cloud Blog by Nishiyama にて割と唐突に以下のポリシーに関する発表が行われました。
Creative Cloudは”CS6以降のアプリケーションがいつでも全て使えるサービス”となりす。
http://blogs.adobe.com/sho/?p=94
以下がその全文
現在adobe.comに記載されているCreative CloudのFAQには、アプリケーションの使用期間について制限がある旨の記載があります。 (現在の記載は”次期バージョンのリリース後最長1年間使用し続けることができます”となっています)
→はい、そのとおりです
このポリシーにつきまして多くのお客様からご意見をいただいておりました。 そして2013年初旬に、このポリシーを最大5年程度まで拡大する方向性で検討している事をセミナー等を通じてお伝えして参りましたが、この度このポリシーが大幅に変更となる事が決定となりました。 adobe.comのに掲載中のFAQは追って更新されますが、まずはFAQの更新に先立ち、この場をお借りして発表させて頂きます。
→で、その後どうなる?
簡単に申し上げますと、Creative Cloudは“CS6以降のアプリケーションがいつでも全て使えるサービス”となります。 つまり、いつCreative Cloudに加入しても、CS6を最も古いバージョンとして、どのバージョンにも、いつでもさかのぼってご利用いただけるようになるという事になります。
→なんと!
また、Creative Cloudは最大2台のパソコンまで”同時使用可能”となりましたので、例えば異なるバージョンのIllustratorを任意に選択して同時に使用する、という事も可能となります。
→表現が分かりにくいけど、2台のPCにCS7とCS6をそれぞれ入れて同時に利用できるということかな?1台のPCの中にCS7と6が入っているのはありなのかな?
FAQが更新された暁には、下記のような記載となる予定です。
Q. Creative Cloudのメンバーは、過去バージョンのソフトウェアを入手および使用する事はできますか?その場合、どのバージョンまでさかのぼる事ができますか?
A. Creative Cloudのメンバーは、全てのデスクトップアプリケーションの最新版をご利用いただけます。加えてCS6以降のアーカイブされたバージョンもダウンロードし、自由にご利用いただけます。
→ふむふむ
Creative Cloudのデスクトップアプリケーションは常に進化するため、ワークフローにおいて使用するバージョンを統一しやすいよう、主要なバージョンをアーカイブするという手法をとります。
→ほうほう
アーカイブされた過去バージョンは、リリースされた当時のままアーカイブされます。
→ん?
つまり、新しいハードウェアやOSへ対応するためのアップデート等は行われません。
→う〜ん…まぁサポートコストは高く付くし、永久に最新OSに対応させなさいというのも無茶と言えば無茶だけど。でも毎月支払うコストの中にはサオウイウメンテナンスフィーも含まれているという認識がなくはないので、せめてここの部分は「リリースされた製品は以後5年間は現状対応のためのアップデートを行います」ぐらいの配慮は欲しい。
また、過去バージョンの利用期間/保存期間については、現時点で特に期限を設けていません。
→って、ここに来て「ちゃぶ台返し」宣言かい!
ということは「いつでも使える宣言はしたけどやっぱりコストが高く付いたり、途中でサーバーが飛んじゃったりするかもしれないので、それはなかったということでヨロシク」って平気で言っちゃうかもしれない、ってことですね。
アドビさんの朝令暮改は今に始まったことじゃないし、最近のCreative Cloudのポリシー改変のダッチロールはユーザーからの批判が強まると変更します、的な感じでしかもその改変がユーザーの要望のやや斜め横へ着地するというらしさを発揮してくれるし…
さらにリセラーの端くれから言わせてもらうと、こういう改変については
「先に知らせろ!コラっ!!」
て感じな訳です。
ユーザーさんから「こんな風に変わったよ」と言われてから慌てて確認させるようなことにならないようにして欲しいわけです。
ますますお得になったCreative Cloudを、今まで以上にご活用ください。
→頼むから安心して使える制度設計をお願いしますよ、アドビさん…