クラウドバックアップ Backblazeを試してみる2 バックアップ完了から復元まで
Backblazeでバックアップの続きです。
開始当初はこんな感じだったバックアップ状況も
約1週間をかけて完了しました。
一旦バックアップが完了したら「Settings」から「Schedule」を選び「backup Schedule」を変更しておきましょう。デフォルトは「Continuously(随時)」ですが、特に問題なければ「once Per Day(1日毎)」で十分じゃないでしょうか。
さてめでたくバックアップできたデータも取り出せなくては意味がありません。
画面の「Restore Options」またはプルダウンメニューから「Restore Files」を選び、Backblazeのマイページ=「マイリストア」を開きます。
普通は「ZIP圧縮ファイルをダウンロード」で良いのですが、リストアしたいファイルが大量で且つダイレクトに復元できるPCが手元にないというときなどは、有料になりますが物理ストレージで丸ごと送り返してもらうというオプションもあります。
何かいっそのことやってみたくなりますが、有料なのでまたの機会に。
しかし
「データの復元後、自由にお使い頂ける大容量USBハードドライブが手に入ります」
はデータ消失の危機に陥っているユーザーの怒りを煽っているのか、あるいは少しでも和ませようとしているのか。
画面を下方向にスクロールすると左側にバックアップしたストレージのツリー構造が表示され、該当するパスからデータを選択して「復元を続行する」をクリックします。
復元の準備中を知らせる画面です。SNSへのリンクが張られているのは商売熱心さを感じさせてくれてなかなかGOODです。
実験的に30MB程度を選んだだけですので、この画面が表示された直後に登録されたアドレスにBaclblazeからメールが届きました。
届いたメールにダウンロードするためのリンクがありますのでクリックします。
再びBackblazeの「マイリストア」へログインして用意されたZIPファイルをダウンロードします。まぁBackblaze自体ローカライズされておらず、そんな中でサイトが日本語対応しているのは素晴らしいのですが、「ダ」ってなんだよ「ダ」って!
試用期間を4日ほど残した状態で検証を終えましたが、さてこれを使い続けるか否か。
すでに購入済みのAcronis TrueImage Cloud(以下ATC)との決定的違いは、Backblazeがあくまでデータのバックアップにのみ対応しているのに対してATCは作業環境そのものをバックアップし、且つ必要に応じてリストアするサービスを提供しているところでしょうか。そこの部分は価格に反映しているところなので、例えば仕組みとしての環境をバックアップしたいならばATC、あくまでデータを保護したいならbackblazeと使い分ける事になると思います。
自分は基本的には後者なのですが投資してしまった分、今年はATCを使ってライセンスが切れたらBackblazeに乗り換えようかとセコいことを考えている次第です。
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クラウドバックアップ Backblazeを試してみる1 インストールからバックアップ開始まで
ネットワークストレージをこよなく愛するGAKIRAです。
現在自分のパーソナルなデータはDropboxとSugersyncでほぼ9割方バックアップされていて、メールやアドレス帳のデータはアップルのiCloudと一部をグーグルのGmailを併用することでカバー。ぶっちゃけ自宅とオフィスがいっぺんに火事になったとしてもほとんど困らない状態です。
とはいえ保険はある程度掛けておくに越したことはないということで、クラウドバックアップを実行してみようと思った今年2016年。
本題です。
自宅のメインマシンをAcronis TrueImage Cloud(以下ATC)でバックアップをとる事にして(これについては別途書きます)、これで万全と思えどATCの年間のコストは約1万円。安全を買う価格にしては消して高くはありませんが、少しでも掛かる費用は抑えたいというのも人情。
そこでクラウドバックアップサービス「Backblaze」をオフィスのMacでテストしてみました。2週間有効の体験版があるのでそれを活用。ちなみにbackblazeは月々$3.96、年間では$47.5。日本円でおおよそ五千円ちょい、ATCの半額くらいですね。
まずはBackblazeの体験版をWEBサイトからダウンロード、サーバーを利用しますのでアカウントの作成は必須です。
メールアドレスとパスワードを無造作に入力して体験版を手に入れます。
Backblazeをインストールします。ここは先ほど作成したアカウントを使って「既存のアカウントでサインイン」を選びます。
インスト−ルはウィザード任せ、インストールしている間に注意事項の説明や生活の注意など色々読ませてくれます。
インストールが完了するとメニューバーにアプリのアイコンが表示されます。クリックして「Backblaze Preference」を選択するとシステム環境設定にインストールされた管理画面が開きます。インスト−ル完了と同時にすでにバックアップが開始されています。画面最下段には体験版の残り日数のカウントが。15日で完了しない場合はどうするんだろ?
画面右側の「Settings」をクリックすると設定情報が確認できます。
あまりいじるところはありませんが、「Exclusions」を覗いてみるとデフォルトで「バックアップをしない場所」が設定されています。基本は(Macの場合)ユーザーフォルダ内の個人のホームフォルダのみをバックアップするように指定されています。
必要に応じて足し引きをすれば良いでしょう。
さて後はひたすら待つばかりのバックアップ作業。
体験版の期限が切れるまでに終わりますように。
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携帯しやすく出先での電池切れも心配ないバッテリー 10,000mAhのAnker PowerCore 10000
出張もないので長時間の電車や飛行機を乗り継ぐこともない、それにも関わらず携帯用バッテリーには防災の視点から興味ありありのGAKIRAです。
過去にもいろいろ携帯バッテリーをネタに記事を書いていましたが、どちらかというと際物が多いという印象を自分でも抱く次第です。
ですが今回はバッテリー業界の巨人Ankerさんの正統派バッテリーを勢いで購入してみました。
ANKER PowerCore 10000
白と青の箱が素敵です。Ankerさんの製品は初めて。(2016.2.23時点でamazonさん品切れです)
中身はバッテリー本体とMicroUSBケーブルとメッシュタイプの巾着型の入れ物。
なんといってもこの製品の売りはサイズ感と蓄電容量をこれでもかとアンバランスに仕立てた所かと。
サイズはクレジットカードやポイントカードとほぼ同じ90mmx60mm、厚みはさすがの約20mmとはいえ、このサイズで蓄電容量10000mAhを実現。持ったときの重量感はたまりません。
側面のボタンで容量を確認。購入時にはランプ4つ中、3つが点灯する充電状態。
これだけミニマムなサイズ感だとただ鞄に放り込んで、は気が済みません。
何か手頃なケースはないかなと物色してると、ありました。少し前に購入したこれ。
大小2つセット。これの小さい方。サイズが微妙で、さて何に使おうかなと思案していたところ。
こいつにケーブルとUSBポート付きのACアダプターと一緒にまとめてみます。
ひとまとめにしてマジックテープでくるりと一巻き。良い感じです。
これはもうサイズ感といい、容量といい、普段使いから防災用まで頼もしい存在です。
自分も色々バッテリーは持っていますが、それぞれ一長一短のある代物。
用途に応じていいものを揃えておきたい物です。
「開くPCバッグ」のようなELECOMのガジェットケースは机上作業に非常に便利
工具やケーブルが好きでそれを入れるケースやバッグも大好きなGAKIRAです。
でちまたで大人気の「開くPCバッグ」にも大変興味が沸くのですが、検討する度に2つの点が気になって踏み切れずにいます。
1つはオープンな構造が災いして、ちょっとした物を取り出すにもかなり大きく開口しないと行けない事。もう1つが背面にいわゆるマガジンポケットがないこと(もっともこれがあれば1つめの問題は解決してしまうのです)。
この2つがどうしても譲れず延々と自分の中でだめ出しをし続けているのです・・・
だからといってというわけではないのですが、今日の本題です。
仕事柄、パソコンを前に工具を並べてあっち外したり、こっち外したり、はたまたOS入れ替えたり、ソフトウェアをインストールしたり。
その度に鞄の中から工具引っ張り出したり、ケーブル引っ張ったりをしてたんですが、これ1つがそれをずいぶん解決してくれました。
ELECOM バッグインバッグ 自立式ガジェットポーチ レッド BMA-GP03RD
コンセプトは「開くPCバッグ」と同じだと思います。鞄を机の上に置いて開くと自分お仕事環境を再現できる、的な。
なので開くとこんな感じで、自分が作業で使用する物が一目瞭然。
中身を全部取り出すとこんな感じ。今まではこれらを3つぐらいのケースに分けて持ってました。
中身は例えば、
・Planex ちびファイ(写真はNGB対応のMZK-UE150N AC対応の新型が欲しい)
・Cheero Ligtning&MicroUSB対応リール式ケーブル
・リール式の延長対応も出来るLANケーブル(この間記事を書いたのでそちらを参照)
工具類とか。
マグライトが入ってるのは暗いところで配線を見なくちゃならないときが結構あるので。
そして起動できないMacを無理矢理起動する自作のRecoveryDiskとか、PC同士を無理矢理つなげるケーブルとか、SDカードリーダーとか、ACアダプター内蔵のモバイルバッテリーとか。あ、このバッテリーはお薦めです。(過去記事参照のこと)
これ以外にも接続用にThunderboltケーブルとFirewireケーブルとか、補修用の絶縁テープとかOSXのインストール用USBメモリ一式とか。
これだけ揃っていれば大抵のトラブルには即日対応可能です。
と言いたいところですが、その予測の斜め上ぐらいを行くのがトラブルって物です・・・
なので日々自分の装備の見直しは怠れませんです、はい。
ELECOM バッグインバッグ 自立式ガジェットポーチ レッド BMA-GP03RD
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地味に便利 出張のお供に延長アダプタ付モバイルLANケーブル(巻き取り式)
出張という言葉には縁が遠いGAKIRAです。
独立してから主に東京都内が中心のお仕事で、出張と呼べるのは後にも先にも2年前の金沢だけ。1月なのに雪もなく、兼六園が寂しげだったことを憶えています。
宿泊はやはりホテルで、最近ではWIFI完備でケーブルレスで繋ぐのがほぼ当たり前のようになっていますが古いホテルなどはやはりLANケーブルが主流。
ベッドに横になりながらパソコンいじりたいと思ったら・・・届かねぇよ、ケーブル!
なんて事態が発生してやむなくベッドの端に腰掛けてちんまりと、なんていうときに備えて鞄の中に入れておきたいアイテムがこれ!
ミヨシ MCO モバイルLANケ-ブル 8極8芯 6極6芯両対応 延長アダプタ付き ホワイト 1.5m MBR-EXLT1/WH
リール式のLANケーブルです。
小技が効いているのはケーブルの一方にLANケーブル延長用の着脱式コネクタがセットされていること。
ケーブル側の爪を押しながら引っ張ると、コネクター部が外れてLAN端子が現れます。
これで通常のLANハブなどに繋いで作業するのもOK。
LANケーブルを延長するとこんな感じ。
色は白と黒。リール式のケーブルは長さ1.5M。LANの規格としてカテゴリー6に準拠しているので速度も問題ないでしょう。
また実にニッチな用途として通常のLANケーブル(8極8芯)としてだけでなくモジュラーケーブルとしても利用可能なので電話やFAX、モデム通信などにも対応できるという優れものです(今時どんだけそれが必要なのかと問われても困りますが)
GAKIRAの場合、出張でなくとも作業時に自分のPCをユーザー様のハブへ一時的に繋いだり事は頻繁にあることなので+αの機能付きのこのケーブルは作業道具のマストアイテムにランクインです。
ミヨシ MCO モバイルLANケ-ブル 8極8芯 6極6芯両対応 延長アダプタ付き ホワイト 1.5m MBR-EXLT1/WH
- 出版社/メーカー: miyoshi co.,ltd
- 発売日: 2010/07/27
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Adobe CreativeCloudデスクトップアプリがしでかしたことを実際に確認してみる
昨日の独り言の続きです。
出具体的にはどういうことが起きていて、それを確認する術は?ということで実際に確認してみました。
情報ソースが「Appleちゃんねる」さんというのが一抹のやるせなさを感じます。
現在2台とも最新のCreativeCloudデスクトップアプリ(以下CCアプリ)「Ver.3.5.1.209」がインストールされた状態のMacmini(OSX10.9 Mavericks)とMacBookAir(OSX 10.10 El Capitan)で確認してみます。
まずはMacBookAirから。不可視ファイルの可視化は定番ユーティリティ「Onyx」を使用して手間を省きます。
ルートディレクトリはこんな感じ。
薄くて見えにくいですが、先頭のフォルダは「.DocumentRevisions-V100」です。これはOSXの自動保存を管理しているフォルダで通常のユーザーであればこれが真っ先に抹殺対象になるということです。このフォルダがきちんと存在しているので大丈夫だったということでしょう。
次にMacmini。実はこの騒動の中で偶然バックアップサービス「BackBlaze」の動作テストを始めていたところです。なので当然ルートディレクトリ上に「.bzvol」が存在する・・・ありました。
「BackBlaze」を利用していたユーザーはこのフォルダが消滅したんですね。
で、実際に消滅させられたユーザーはどうしたらいいのか。記事中にもありますが、Timemachineバックアップから復元を行うのが常套手段だと思う。
もしバックアップをとっていなかったらどうすれば良いんだろう?BackBlazeならば再インストールすることで回復できそうだが、「.DocumentRevisions-V100」なんて勝手に再作成してくれたりするんだろうか?
というような情報を是非アドビさんから提供して欲しいと思うのは間違っているだろうか。
アドビの中の方、どうか責任ある回答をお願いします・・・
以上独り言の続きでした
「Onyx」のダウンロードは以下のサイトから。OSXのバージョンを確かめて利用して下さい。
CreativeCloudデスクトップアプリのアップデートで問題発生・・・その時アドビは
ただの独り言です。
この週末Appleチャンネルさんの記事でCreativeCloudデスクトップアプリ(長いので以下CCアプリ)のアップデートをするとOSXのルートディレクトリ上の様々なアプリの不可視ファイルを勝手に削除してしまうことを知りました。
Mac用Adobe Creative CloudアプリのインストーラーがバックアップサービスBackblazeの隠しフォルダを誤って消去してしまう不具合が確認される。
たまたまテストしてみようと考えていたバックアップサービスの「Backblaze」が直撃を受けていたと報じられていますが、実際には条件に当てはまるファイルやフォルダーを有無を言わさず消し去るような状況だったようです。
Creative Cloud更新版、ユーザーのファイルを勝手に削除 - ITmedia エンタープライズ
影響を受けるのはBackblazeにとどまらないことも分かった。削除されていたのはアルファベット順に並んだMacのルートディレクトリの中で先頭にあるフォルダのコンテンツで、Backblazeのフォルダは「.bzvol」という名称でたまたま先頭にあったことから削除されていたという。
Ars Technicaによると、Macでは多くの場合、「.DocumentRevisions-V100」というフォルダが一番上にある。このフォルダはMacの自動保存機能に使われていて、削除されれば問題を引き起こす可能性もある。
とあります。
問題のCCアプリのアップデートバージョン「3.5.0.206」は13日朝の時点で提供を停止、現在は「3.5.1.209」を提供開始しているようです。
Creative Cloud デスクトップアプリケーションのアップデート情報 | Adobe Community
バージョン 3.5.1.209
日本時間の2016年2月11日、Creative Cloudデスクトップアプリケーションのアップデート(バージョン3.5.0.206)が行われましたが、Mac版をお使いの一部のお客様より、「アップデート後に、ドライブのルートディ レクトリにある隠しフォルダ内のファイルが削除される」という現象が報告されました。問題は直ちに解決され、2月14日、問 題が修正されたバージョン(バージョン3.5.1.209)が配布されています。
なお、こちらの修正アップデートは、Creative Cloudデスクトップアプリケーションが起動すると自動的に確認と適用を開始いたします。
これで事件は解決、良かったね〜なんですけど・・・
この案件が盛り上がってる最中、当のアドビさんは、ズ〜〜〜っとだんまり。
Twitterの「アドビサポート担当」アカウント(@AdobeSuppotJ)は沈黙。更新されたのは本日15日になって全部解決してから。
WEBサイトでも一切告知なし・・・
CreativeCloudユーザーのメールアカウントへも一切連絡なし・・・
取りあえず一言言いたい。
それでいいんか、ADOBE!
以上独り言でした。