アップル製品を持っているなら「Apple サポート」アプリを入れておけという話
数日前に密やかにアップルから「Apple サポート」アプリがリリースされました。
iPhone版とiPad版が同時にリリースされていて「iOS9.0以上」で動作します。
自分で使用しているアップル製品は基本的にはアップルIDで管理されています。
このアプリは同一のアップルIDでログインしている、iPhone、iPad、Mac製品、AppleTV、AppleWatchなどを全て一覧表示してくれます。
これだけでも十分ありがたいのですが、「サポート」と名乗っているとおり問題が起きたときに解決する方法を探すサポートをしてくれる機能が一つにまとまっているのがポイントです。
早速手元のiPhoneへインストールします。
アップルIDはインストールしたiPhone(またはiPad)から取得するので手間はありません。完了すると自分が同じアップルIDで登録している製品が全てリストアップされます。どんだけあんねん、自分・・・
表示される機材(ここからはデバイスとします)の条件は以下の通りです。
・iOS9またはそれ以上、デバイスの「iCloud、iMassage、FaceTime、iTunesStore、AppStore」にログインしている。同時にペアリングしているAppleWatchも表示される
・iOS8の場合、デバイスの「iCloud、iTunesStore、AppStore」にログインしている。同時にペアリングしているAppleWatchも表示される
・OSX Yosemite以上、またWindows10以降でデバイス上でiCloudにサインインしている
・tvOS7以上、デバイスでiTunesStoreとAppStoreにサインインする
となっています。
更に「デバイスに搭載されているiOS、OSX、tvOSのバージョンが上記よりも古い場合はデバイスリストに表示されません」とあります。
残念ですがある程度は仕方ないですね。
(でもOSX Mavericksぐらいはサポートしてよブツブツ)
表示されたデバイスをタップすると、そのデバイスに関連するトラブルシュートがカテゴリー別に表示されます。これらを辿って問題の解決を行う事が出来そうです。
また「製品の詳細」をタップするとデバイスのサポート状況を確認できます。
表示は2012年モデルのMacminiです。当然メーカーの初期保証もアップルケアの保証も切れているので修理が必要な場合は少なくとも有償だと分かります。
保証が有効であれば有効期限が表示されます。これは昨年末に購入したMacBookPro 2016年モデルです。アップルケアを付けていないのでメーカーの初期保証(限定保証と云っていますね)で1年間付いているのが分かります。
こういう情報が手元で分かるのはありがたいですが、惜しむらくはシリアル番号は完全表示してくれたほうがユーザーに優しい仕様になると思います。
更にデバイスのサポート情報上の検索窓にキーワードを入れるとサポート情報をソートしてくれます。例えば「電源」と入れて検索すると次のように出るので「電源が入らない」をタップします。
すると致命的な問題を判断されたのか持ち込み修理やチャットサポートが上位に表示され、アップルのFAQの推奨記事が下段に表示されます。
「すべてのサポートオプション」をタップすると以下のような選択肢が表示されます。自分の緊急度に合わせて選ぶことが出来そうです。延々と保留音を聞かせられるよりも時間指定なり出来るのはありがたい限りです。
「持ち込み修理」を選択すると、位置情報をONにしてあれば受付可能なアップルストアや量販店、サービスプロバイダをリストアップしてくれるのでこれは便利です。
ということで無料でインストール可能なアプリなので一家に1つならぬ、1アップルIDに1つは入れておくといざというときにあたふたせずに済みそうです。
これはお薦め。