机上向学 iCloud Driveについて先走って設定してみた
OSX Yosemite とiOS8の組み合わせではiCloud Driveが使用出来るようになる。
(ざくっとした内容は以下のCNET Japanの記事でどうぞ)
アップル新クラウドストレージ「iCloud Drive」--「Google Drive」や「Dropbox」と比較 - CNET Japan
OSXにDropboxが標準搭載されたようなものと思えばいい。
そういえば、Dropboxが台頭してきた頃、健在だったスティーブ・ジョブズ率いるアップルがDropboxに買収を持ちかけたらしい。
蹴っちゃったそうなんだけど。
もったいない。
Dropbox、2009年にジョブズの「千万ドル単位」の買収提案を蹴っていた - TechCrunch
それが2009年頃の話。
そしてようやくアップルはiCloud Driveで市場参入してきた。
で今回インストールしたOSX Yosemite βで一応設定が可能になっているので試してみた。
まずシステム環境設定から「iCloud」を選択して開いてみる。リスト一番上の「iCloud Drive」にチェックを入れると利用可能になる。
しかしチェックを入れようとすると、ちょっと恐ろしい警告が。YosemiteとiOS8を入れている以外のデバイスでiCloud経由のドキュメントの共有が出来なくなるということらしい。ドキュメントの同期をほぼDropboxで行っている自分には(多分)痛くもかゆくもないの「続ける」をクリック。
実行されると「オプション」が表記されるのでクリック。
ここでiCloud Driveを利用するアプリを選択するらしい。ここでの利用の意味は保存ダイアログで直接iCloud Driveを指定できるかどうかということのように思える。
で、この設定を行ったことで何が変わったかというと。
1)YosemiteをインストールしたMacBookAirのKeynote (ver.6.2.2)とiWork09のKeynoteからはiCloud内のドキュメントを直接開いたり保存したりすることが出来る。
2)OSX10.9 Mavericks搭載のMacminiのKeynote (ver.6.2.2)とiWork09のKeynoteからはiCloud Driveを直接保存先に指定する事が出来ず、ドキュメントを開くこともできない。
3)OSX10.8 SnowLeopard搭載のMacminiではiWork09上でiCloud上に保存したファイルを選択して開いたり、保存先に指定することができた。雪豹ではもともとKeynote (ver.6.2.2)をインストールできないので、このあたりで仕様に違いが生じているかもしれない。
ただし1)の環境でPages(ver.5.2.2)で保存したファイルは、3)の環境のPagesからは確認することが出来なかったのでもしかすると保存される領域が違うのかもしれない。
また気になるのはiPhoneでの挙動だが、iOS7.1.2にインストールしている現行の最新バージョンのKeynote、Pages、Numbersでは今まで保存していたファイルについては確認することが出来た。ただ起動すると以下のようなアラートが表示されます。
iOS8を入れろというのですが、無茶な話です。
厳密には正式版が出て見ないと分からないとはいえ、アップルの大胆で先進的だけど悪い癖が出ている気がします。
明らかにYosemite & iOS8にしないと使えないぞ!という困った仕様です。
できればiCloud Driveの正式提供と同時に、せめてOSX 10.9 MavericksとiOS7ぐらいでは使用出来るアップデートを提供して欲しいと思います。