12日(木)の「Appleちゃんねる」さんのブログに心がざわつきました。
ただでさえ、時折画面右上にポップアップする「macOS High Sierra」のアップグレードの表示をうっかりクリックして言われるままにアップグレードしてしまう方がいるというのに、通常のアップデートで提供するだと?けしからん!!
とはいえ、いくらなんでもそこまで無慈悲なことをやるのか?という疑問もあり。
日本でのロールアウトも開始されているようでしたので、ここは検証あるのみ!。
ということでMacBookAir 11inch 2012モデルにYosemiteをプレインストールして実験開始。
注:ちなみにこの仕様はOSX YosemiteとOSX Mavericksの2つのOSにおいて機能するようです
Yosemiteをインストール後にいつものように初期設定を済ませてから、「このMacについて」→「ソフトウェアアップデート」を実行してみます。
すると、
いました。しっかりロールアウトされています。このまま無造作に「全てアップデート」をクリックして実行してみます。
実験場所のネットの速度が遅いので20分ほど待ちましたが、「再起動します」のメッセージが出て、そのまま勝手に再起動するに任せます。
「さて、これで夢から覚めるとHigh Sierraになっているんだろうか」
起動してきたMacBookAirを確認してみると。。。。。Yosemiteのまま、あれ?
アプリケーションフォルダの中を確認してみると、ありました。
一度MacBookAirを再起動してみますが、インストーラーが勝手に立ち上がってくる様子もなし。もちろんダブルクリックすれば普通に起動してくるので失敗してるわけではなさそう。
なんだ、これなら大丈夫じゃない?と思ったのですが、一つ疑問が。
最初の再起動を促していたのがもしかするとYosemite用の「セキュリティアップデート」だったのかもしれない、そうすると本来の動きを再起動したことで邪魔された可能性もあるなと。
なので面倒だけど再度Yosemiteをインストールし直して、今度はYosemite用のアップデートを先にずべて実行しておいてから、macOS High Sierraのアップデートを実行してみることにします。
Yosemiteインストール直後のソフトウェアアップデートはこういう状態なので、
こういう状態にしてから実行。普段通りにYosemiteを利用していれば、リストはこんな風になるはずです。
「macOS High Sierra」をダウンロードすること数分。はい、アップデーターが起動してきました。
しかしここから先は勝手にプログラムが実行されることはありません。「続ける」を押さない限りは。。。
ここまで確認した限りにおいては、
1)High Sierra以外の再起動を伴うアップデートを一緒に実行する場合は、再起動が優先されるのでHigh SierraのインストーラーはアプリケーションフォルダへDLされただけの状態になる。自発的に実行しない限りは大丈夫そう
そして、
2)High Sierraのアップデートのみ実行するとインストーラーが立ち上がるが、勝手に進むことはないため、これも大丈夫そう
ということになります。
アップルのやり方は褒められたものじゃないですけど、そこまで好き勝手する感じでもなさそうです
もしこのアップデートが「自動実行」されて甚大な被害を被るのはDTP・印刷関連でAdobeCSバージョンを使用している方達でしょう。
現時点ではとりあえず安心できる仕様です。
注:以上は私の実験環境で行ったモノなので、確約するわけではありません。
自衛策としては念のため、システム環境設定「App Store」の「アップデートを自動で確認する」当たりをせめて切っておくことでしょうか。