Sugersyncを使い始めた理由。Sugersyncを止めた理由。そしてmacOS Sierraのこと。
基本的にはデータの9割5分くらいはDropboxに預けているGAKIRAです。
もうこれなしには仕事が出来ないくらい、突然サービスが止まったらそれこそ真っ白に燃え尽きちゃうくらいの頼りっぷりです。
そんなDropboxへのほぼ唯一の不満は自由に同期フォルダを選べないこと。常にDropboxフォルダーだけを同期対象にするその仕組みは大変シンプルですが、「もうちょい」を感じさせるわけです。
で、自分の仕事の上でデスクトップにデータを置きっぱなしにして、当然他のマシンに同期されない(当たり前)状況を回避するために2013年からSugersyncを利用し始めました。
クラウドストレージサービスの黎明期から「SimpleなDropbox」と「ManiaなSugersync」という双璧として君臨していたこのサービスはDropboxにはない指定した任意のフォルダーを同期対象に選べるというのが最大の売りでした。
2013年当時はSugersyncも無料のプランが存在していて、容量が確か5GB。デスクトップに保存したささやかなドキュメントをすべてのマシンで同期するには十分でした。
※シンボリックリンクを使用して同様の機能をDropboxで再現している方々も居るようですが、カスタマイズしすぎると復旧などが面倒なので出来るだけそのサービスを標準で使うのがポリシーです。
一度使うともう手放せなくなるくらい便利でSugersync様様状態に突入。
その後Sugersyncが「Sugersync、無料アカウントを止めるってよ」という話になってからも最低限の有料プラン(60GB、年額5,000円)で利用し続けていたのですが、このつい数日前に同期ソフトを停止しました。
様様扱いだったSugersyncをあっさり切る気になった理由は3つ。
1つは「ポケット1つの原則」に戻ろうと考えたこと。
もう1つは、デスクトップを同期しているとどうしても作成途中のドキュメントを置きっぱなしにしてしまい、MacBookで打ち合わせ中に画面を見せながら話そうとすると散らかったファイルが相手の視界に飛び込んでしまうのが恥ずかしかったこと。
最後が、実はこれが理由としては大きかったのだが、ここ1年くらい肝心の同期がどういうわけか行われず、都度都度Sugersyncアプリを起動し直さないとデスクトップが更新されないことがわりと頻繁に起きていて、便利ではあるが地味にストレスを感じ始めていたこと。
ストレスを感じるようなサービスはどんなに便利でもダメですよね・・・
データの管理は1TBも利用する権利が有りながら、わずか3%ほどしか使用していないDropboxに集約。→「ポケット1つの原則」
デスクトップに散らかっていたデータはDropbox内に「INBOX」フォルダを作成して使用しているPCのデスクトップにそれぞれエイリアスフォルダをおくことで管理。→「散らかって恥ずかしいを解決」
安定動作のDropbox。→NOストレス!!
ということでこのブログを書いている今日までおよそ1週間。無問題(笑)
そんな環境改善を図っている最中に次期macOS「macOS Sierra」で「デスクトップをiCloudで同期する機能」があるという噂。デスクトップだけでなく「書類」フォルダまで同期対象になるということなので思い切ってBetaProgramへ登録してPublicBeta版をインストールしてみました。すると・・
ありました。最初の初期設定時に機能として使用するかどうか聞かれます。今回はテストなのでもちろんYES!
Sierra PublicBetaのマシンを2台も作ってられないので、同じアップルIDでログインしているEL CapitanとYosemiteを確認してみると文字通り同期はされていませんでしたが、iCloud Drive フォルダ内に「デスクトップ」と「書類」フォルダが追加されていて、Sierra PublicBeta上のデスクトップに保存したスクリーンショット数枚が見事に同期されています。
「デスクトップ」も「書類」も既存のEL CapitanとYosemiteのフォルダとはリンクしていません。Sierraが正式にリリースされた暁には、ソフトウェアアップデートで旧OS側とも同期するようになるんでしょうか??
期待と不安を混然とさせつつ登場を待つことにしましょう・・・
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Macに感染する初のランサムウェアの登場と「その時」どうやって対処するのか?
つい先日ランサムウェア対策をテーマにしたKasperskyさん主催のセミナーへ出席してきたばかりのGAKIRAです。
ランサム=身代金という意味らしい。無理矢理暗号化して解除して欲しければ金払え!ってすげぇなお前、って感じですが確かに感染されると非常に厄介な代物です。
当方のユーザー様にもごく最近一件感染事例が発生しまして、いろいろと対策を練らないと思っていた矢先です。
ついにMac版「KeRanger」が登場と嬉しくもなんともない状況が発生。
幸いにも発見が早く、またBittrentのクライアント「Transmission」をインストールしていたユーザー限定(多分)であったためさほど被害は出ていない模様(多分)。
曰わく
KeRangerは有効なMacアプリ用開発者証明書が付与されているためAppleのゲートキーパー保護をすり抜けられたとのこと。Palo Alto NetworksがAppleに報告した後、悪用されたデジタル証明書はAppleによって失効化され、XProtectが更新処理されています。
だそうで手口も巧妙化しています。
基本ウィルスやマルウェアに対する対処は後手に回ります。新型であればそもそも定義ファイルに存在しないので侵入されやすいのしょうがない、なので基本は感染要因を減らし、万が一感染したときの対策を練っておくのが大事ということになります。
GAKIRAの拙い知識で説明するよりもこちらを見て頂くのが良いでしょう。
ランサムウェアの面倒なところはPCに接続、あるいはマウントされた別のストレージも暗号化の対象にしてしまう可能性があると云うことです。
この場合、バックアップドライブの中身まで暗号化されてしまって結局復旧できないということが考えられます。
その対策としてはオフラインのストレージへのバックアップ(要するにバックアップするときだけ接続するハードディスクを用意して)を行うことなのですが、Macの場合Timemachineという非常に便利なソリューションがあるので基本的にはそれに頼っていることが多いかと思います。(それすらしてませんは「論外!」です)
定期的に接続してバックアップって難しいんですよね・・・・だいたい忘れる。
万が一感染してしまった、あるいは感染してしまったかもしれないという場合には、
Kasperskyからは古いランサムウェアが行った暗号化を解除するツールが提供されています。(Windowsに対応した物です)
Ransomware decryptor | Kaspersky Lab
また暗号化を解除する物ではありませんが、Macのマルウェア検出アプリ「Malwarebytes Anti-Malware for Mac」が「KeRanger」にすでに対応したとのことですのでこの機会に用意しておくのも良いかもしれません。
こちらの記事は参考になります。
Mac用マルウェア検出アプリ「Malwarebytes Anti-Malware for Mac」がMac向けランサムウェア「KeRanger」の検出に対応。
でこの記事を書いている最中に以下の記事が出ました。
Linuxを標的にしたランサムの改良版(?)らしいです。元になった「Linux.Encoder」については解除キーの取得に成功しているらしいので「KeRanger」についても解析されるのは早いかもしれませんね。
それはさておき、ランサムウェアの拡散は、ウィルス対策だけでなくバックアップなどの総合的な対策の構築を試されている気がします。
先にも書いたとおり、ローカルのドライブにも感染して暗号化されてしまうため、旧来のバックアップ方法だけだとバックアップデータも含めて全滅という話にもなりかねません。
何らかの方法で複数のバックアップを用意しておく必要性を感じます。
GAKIRAの書いたバックアップ関係の過去記事はこちら
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Amazonで書籍を買う前に・・・そうだ図書館で借りよう、と思わせてくれるChrome拡張機能
最近Amazonで購入する前に本当にそれは必要なのかと出来るだけ考えてから頼むことを心がけているGAKIRAです。もちろん不要不必要だけでなく「そんなもんまで配達してもらうの?」と考えてお店まで足を運んで購入したり、お店に行けば行ったで新しい物に巡り会う機会もあったり。
それもまた良いことと思ったり。
で本題です。
毎日毎日、WebやSNS、電車の中釣りや新聞広告で結構「お!」と思わせる読みたい本、欲しい本に出会います。
取りあえず気になった本はamazonアプリで検索して、発見すれば「欲しいものリスト」へぶち込んどきます。
備忘録ですね。
で、欲しい本を全部買えれば良いけど、そこはお財布の中身と相談になるわけで。悩ましいところです。
買えない分は、借りれば良いじゃんということでamazonでチェックした書籍が近くの図書館にあるかどうかを確認してくれるGoogle Chrome拡張機能がとても便利です。
Google Chromeに機能を追加してから、欲しい本をamazonで検索したり欲しいものリストから表示してあげるとこう見えます。
予め自分がよく使う(まぁ普通は地元の図書館だと思います)図書館を2カ所まで登録しておけます。画面では3カ所検索されているのが何故かよく分かりませんが・・・
この画面からそれぞれの自治体の図書館の予約ページへ飛ぶことが出来ます。
とか
とか。どっちにしてもすごく雑なホームページで規格も統一されていない所に自治体のやる気なさを感じたりします。
欲しい本が見つかれば、図書館で借りて読むことでお財布は大助かり。
とはいえこの拡張機能ってよく考えるとすごいよね。amazonの売り上げ削っちゃうんじゃないかと思うような機能だし、更に云えば書籍全体の売り上げを食っちゃうようなもんだし。
最近書籍が売れないのは図書館のせいだとやり玉に挙がったり、
本が売れぬのは図書館のせい? 新刊貸し出し「待った」:朝日新聞デジタル
TSUTAYAが管理者として海老名や武雄の図書館でいろいろやらかしているせいで図書館の在り方が問い直されたり、図書館も大変だなぁと想う今日この頃です。
GAKIRAは図書館は「智の宝庫」として必要な場所だと思うし、学生や社会人の自習の場としても必要だと思うし。
ただベストセラー確実な新刊本が発売と同時に何十冊も並ぶような事態は褒められたもんじゃないなと思ったり。
TSUTAYAのライフスタイル分類は論外。あれはTSUTAYA書店だけでやってくれ。
追伸。ペナンブラ氏の24時間書店はおもしろい。
Kindle版はこちら→
本日マイクロソフトの「Answer Desk サポート」へ登録してみました&Mac版Outlookを起動させずに特定のメールを消す裏技的なにか・・・
アドビさんLoveなGakiraです。もう本当にアドビさんLove過ぎてかわいさ余って憎さ百倍になりそうな精神状態の中、冷静さを保つのに包丁を研ぐのが日課です。
嘘です。
本日お仕事の関係もあり、勢いでマイクロソフトの有料サポート「AnswerDesk」へ登録してみました。
Answer Desk サポート - Microsoft Services
契約したのは「Answerサポート(年間)」。
プレミアム ソフトウェア サポート、ウイルス対策/駆除 サポート、PC パフォーマンスのメンテナンス サポートを 1 年間無制限で提供致します。
15,660 円 (税込)
※プレミアム ソフトウェア サポート (1 回) よりお得な料金設定
厳密に言うとOffice365BusinessPremiumを契約しているのでそれなりのサポートは受けられるのだが、仕事柄パッケージ版のOfficeやWinPCの相談を受けるとOffice365サービスではフォローしきれない内容もあり。
ということで初めて契約してみた次第です。
今回はMac版Office2011 Outlookで特定のメールのプレビューを読み込もうとするとOutlookが落ちてしまうと云うトラブル。
同様のトラブルならば関係のない他のメールと一緒にCommandキーを押しながら複数選択をして削除してしまえば良いとノウハウはあったのですが、そのメールが受信リストのトップに居座っていたため毎回必ず起動直後に読み込みに行ってしまうので回避しようがない事態に。
データベースの再構築や初期設定ファイルの削除を試みたものの解決できず、しかしながらそのメールさえ消せれば絶対に解決できると分かっているのでその方法を求めてマイクロソフトに頼ったわけです。
結論から言うと、「役に立ったような、たたなかったような」でした。
まずマイクロソフトへコンタクトをとります。
https://support.microsoft.com/ja-jp/contactus#
このページの「サービスとアプリ」をクリックすると別画面で問い合わせのカテゴリを聞いてきます。今回は「Mac、iOS、またはAndroid用のOffice」→「テクニカルサポート」を選びます。
次のページに電話番号が記載されているので電話します(TEL:0120-54-2244)
電話の案内に従っていくとやがてサポートスタッフが応対してくれるので内容を伝えます。当然ここで無償でサポートする範囲を超えているので有償サポートへ登録する旨を伝えます。
登録の手順を箇条書きします。
・まずMicrosoftアカウントが必須です。予め下記のサイトから作成しておくと話が早くなります。(私はすでに持っていたのでそれをそのまま使用しました)
Microsoft アカウント登録手続き|Microsoft アカウント
・サポートへMicrosoftアカウントを伝えます。サポートはその連絡先メールアドレスに確認メールを送信します。
・「Microsoft Support Verification」という件名のメールが届くので、そこに記載されている8桁のコード番号をサポートへ伝えます。
・本人確認が完了すると支払のためのクレジットカード情報を伝えます。
ここまででサポートを利用する環境は整います。Microsoftアカウントのメールアドレス宛に購入を確認するメールが届いているのでそれは後で確認しておきましょう。
また登録すると専用の電話番号が発行されます。(もちろん記載しませんよ)
その番号では特にガイダンスは流れず、すぐにスタッフに繋がるそうです。
サポートは基本リモートアクセスを用いて行われます。指示されたサイトからリモート用のプログラムをダウンロードして起動します。この辺りの流れはサポートからの指示に従えば何ら問題ありません。また余談ですがこのリモートアクセス用にワンタイムのコードを発行して行うので不用意にアクセスされることもありません。
そこからは電話で段取りを確認しながら、目の前でリモートで状況の確認と順番にメンテナンスが行われていきます。
まぁ、ここからがある程度障害を切り分けている立場からするともどかしい時間の始まりです。サポートの方は手順に従って基本的な操作を行っていくのですが、「違う!そうじゃない!!」と心の叫びを繰り返しながら30分ほど付き合いましたが結局直せず。
徐々に主導権を奪いつつ、特定のメールに該当するデータ、OSXでいうと「書類」フォルダー内の「Microsoftユーザーデータ」内にあるメッセージのデータを特定できればいいのでは?というところまでこぎ着けましたが、これが大変。フォルダー内はこういう風になっています。
「書類」→「Microsoftユーザーデータ」→「Office2011 identities」→「Main Identities(ユーザーフォルダ任意の名前)」→「Data Records」→「Masseages」→「0T」〜
このスクリーンショットは私のテスト用の画面なので少ないですが、「0M」フォルダー直下に「0K」から始まって、1K,2K,3Kとフォルダーが増えていってその中に使用状況に即した形で大量のMessegeファイルが格納されています。ファイル1つがメール1通になります。ファイル名からは件名を特定することは不可能です。またフォルダーに格納されるファイルには格納する順番に規則性がなく、最後の「〜K」フォルダに最新の日付のメールが入っているとも限らないそうです(どんな仕様なんだよ)
で試行錯誤している内にメールを特定する方法を発見したので教えます。かなり裏技っぽいです。
OSXの検索機能を使用します。
検索場所を「Messages」フォルダにします。検索条件は今回の場合は件名は確認できていたので「件名」がほにゃららを含むで実行、そうするとなんということでしょう!
ファイルの名前欄がファイル名ではなく「件名」で表示されます。
※画面は私のMacで普段Outlookは使用していないので検索条件を作成日が2年以内としています
このまま該当するメールを選択してゴミ箱へ放り込んでからOutlookを起動させてみるとしっかり起動します。これで無事解決です。
で、マイクロソフトのサポートの方曰わく「GAKIRAさんが仰っていたとおりの原因でしたね」って、いやだから最初からそう言ってたよね。
とはいえメーカーの方には順を追って検証と確認を行っていくマニュアルがありますでしょうし、そういうのがしっかりあるからこそきちんとした等質のサポートが提供できるってものですので文句を言う所ではありません。
それに今回はメーカーならではのやり方や考え方をリモートで画面を操作する過程を見ながら確認や説明を聞いたりできたのは良い経験でした。
ついでに云うと今回の解決に至ったプロセスはマイクロソフトの方で共有するそうなのでまた何時かどこかで同じようなトラブルにはまったユーザーの方はより早く解決に至れるでしょう。
今回初めて利用しましたが、今後マイクロソフトがすごく本気を出してきている昨今、ユーザーや環境が増えればこのサポートを利用する機会も増えるでしょう。
特にビジネスでWindowsやOffice環境を利用しているフリーランス、SOHO、中小企業なんかもDELLやHPのサポートを利用するだけでなく1本くらいマイクロソフトと直に相談できる環境を1年で約1万5千円で手に入れる、決して高くはないと思います。
iPhoneのOneDriveアプリでOffice365BusinessPremiumのアカウントが使用できるようになっていた
クラウドストレージが大好きでDropboxとSugersyncとBox.netとMacserverをこよなく愛するGAKIRAです。とはいえ最近Box.netは相当縁遠くなっているなぁ・・・唯一の無料でそこそこ大容量のストレージなんだけどデータの9割はDropbox、デスクトップ廻りのデータ同期はSugersyncで完璧、大容量データのやりとりはMacserverがそつなくこなしすぎていて居場所なし。
さてこの子に居場所はあるのだろうか?
本題です。
仕事でマイクロソフトのOfficeをまるっきり使わない人は少ないんじゃないかと。
そのマイクロソフトもOfficeアプリのサブスクリプション化が進んでいて買い切りのパッケージ製品はずいぶん肩身が狭くなりました。
かくいう私も2年ほど前からOffice365BusinessPremiumを使い始めて、その管理のしやすさを痛感。もうパッケージ版には戻れません。
Office365にはサブスクリプションならではの特典としてクラウドストレージ「OneDrive」の使用権が含まれています。
OneDriveは、
・Microsoftアカウント(またはOutlookアカウント)を持っている→5GB無料で利用可
・同上+追加容量が欲しい!月額170円を払う→50GB利用可
という形で利用できるほか、コンシュマー向けの「Office 365 Solo」やビジネス向けの
「Business Essentials」「Business」「Business Premium」でそれぞれ1TBの容量が利用可能です。
Office 365 のすべての一般法人向けプランを比較する
更に付け加えれば、「365 Solo」は年間約1万2千円で2台までのPC/Macで利用となっていますが、「365 Business Premium」は年間約1万6千円で1人が5台までOfficeアプリケーションをインストールして利用することが出来ます。
ドメインで管理したり、定期的にパスワードを強制変更させられる面倒くささを享受できれば「365 Business Premium」はかなりお得感があります。
とここまでヨイショしてますがマイクロソフトの回し者ではありません。
で、OneDriveです。
私が気がついていなかっただけかもしれませんが、割と最近までビジネス向けの365のアカウントでiPhoneからOneDriveの領域を使用することが出来ませんでした。ですので折角1TBの使用権が有りながら、Outlookアカウントで利用できる約40GBの領域だけで我慢するしかないという放置プレイを味わっていたわけです。
ところがふと最近気づきました。
アカウントを追加できるようになっているじゃん!画面では一度ログインしてしまっているので私のBusinessPremiumのアカウントが表示されていますが、その下に「OneDrive for Businessを追加」というメニューがいつのまにやら追加されてました。
実際には「〜を追加」をクリックしてBusinessアカウントのIDとPWを入力すればそれだけでOKです。
これでようやくOneDriveも使い勝手の良いクラウドストレージになってきました。
ところで少し気になるのはOutlookアカウントだと下図のように使用容量が明示されるのですが、
Businessアカウント側では明示されません。明示されていなくても1TBも容量があるんだからけちけちすんじゃねぇ!と云われればそこまでですがね。
ついでと云ってはなんですが、OSXのOneDriveアプリでもいつのまにやらBusinessアカウントがサポートされていました。ターミナルを利用するということで微妙にハードルが高いですがこれは絶対に便利!
これでようやくOneDriveが即戦力になります。いいぞOneDrive!
て、あれ?Box.netの立場がまた・・・・・・・・・・
(無料電話サポート付)できる Office 365 Business/Enterprise対応 2015年度版 (できるシリーズ)
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クラウドバックアップ Backblazeを試してみる2 バックアップ完了から復元まで
Backblazeでバックアップの続きです。
開始当初はこんな感じだったバックアップ状況も
約1週間をかけて完了しました。
一旦バックアップが完了したら「Settings」から「Schedule」を選び「backup Schedule」を変更しておきましょう。デフォルトは「Continuously(随時)」ですが、特に問題なければ「once Per Day(1日毎)」で十分じゃないでしょうか。
さてめでたくバックアップできたデータも取り出せなくては意味がありません。
画面の「Restore Options」またはプルダウンメニューから「Restore Files」を選び、Backblazeのマイページ=「マイリストア」を開きます。
普通は「ZIP圧縮ファイルをダウンロード」で良いのですが、リストアしたいファイルが大量で且つダイレクトに復元できるPCが手元にないというときなどは、有料になりますが物理ストレージで丸ごと送り返してもらうというオプションもあります。
何かいっそのことやってみたくなりますが、有料なのでまたの機会に。
しかし
「データの復元後、自由にお使い頂ける大容量USBハードドライブが手に入ります」
はデータ消失の危機に陥っているユーザーの怒りを煽っているのか、あるいは少しでも和ませようとしているのか。
画面を下方向にスクロールすると左側にバックアップしたストレージのツリー構造が表示され、該当するパスからデータを選択して「復元を続行する」をクリックします。
復元の準備中を知らせる画面です。SNSへのリンクが張られているのは商売熱心さを感じさせてくれてなかなかGOODです。
実験的に30MB程度を選んだだけですので、この画面が表示された直後に登録されたアドレスにBaclblazeからメールが届きました。
届いたメールにダウンロードするためのリンクがありますのでクリックします。
再びBackblazeの「マイリストア」へログインして用意されたZIPファイルをダウンロードします。まぁBackblaze自体ローカライズされておらず、そんな中でサイトが日本語対応しているのは素晴らしいのですが、「ダ」ってなんだよ「ダ」って!
試用期間を4日ほど残した状態で検証を終えましたが、さてこれを使い続けるか否か。
すでに購入済みのAcronis TrueImage Cloud(以下ATC)との決定的違いは、Backblazeがあくまでデータのバックアップにのみ対応しているのに対してATCは作業環境そのものをバックアップし、且つ必要に応じてリストアするサービスを提供しているところでしょうか。そこの部分は価格に反映しているところなので、例えば仕組みとしての環境をバックアップしたいならばATC、あくまでデータを保護したいならbackblazeと使い分ける事になると思います。
自分は基本的には後者なのですが投資してしまった分、今年はATCを使ってライセンスが切れたらBackblazeに乗り換えようかとセコいことを考えている次第です。
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クラウドバックアップ Backblazeを試してみる1 インストールからバックアップ開始まで
ネットワークストレージをこよなく愛するGAKIRAです。
現在自分のパーソナルなデータはDropboxとSugersyncでほぼ9割方バックアップされていて、メールやアドレス帳のデータはアップルのiCloudと一部をグーグルのGmailを併用することでカバー。ぶっちゃけ自宅とオフィスがいっぺんに火事になったとしてもほとんど困らない状態です。
とはいえ保険はある程度掛けておくに越したことはないということで、クラウドバックアップを実行してみようと思った今年2016年。
本題です。
自宅のメインマシンをAcronis TrueImage Cloud(以下ATC)でバックアップをとる事にして(これについては別途書きます)、これで万全と思えどATCの年間のコストは約1万円。安全を買う価格にしては消して高くはありませんが、少しでも掛かる費用は抑えたいというのも人情。
そこでクラウドバックアップサービス「Backblaze」をオフィスのMacでテストしてみました。2週間有効の体験版があるのでそれを活用。ちなみにbackblazeは月々$3.96、年間では$47.5。日本円でおおよそ五千円ちょい、ATCの半額くらいですね。
まずはBackblazeの体験版をWEBサイトからダウンロード、サーバーを利用しますのでアカウントの作成は必須です。
メールアドレスとパスワードを無造作に入力して体験版を手に入れます。
Backblazeをインストールします。ここは先ほど作成したアカウントを使って「既存のアカウントでサインイン」を選びます。
インスト−ルはウィザード任せ、インストールしている間に注意事項の説明や生活の注意など色々読ませてくれます。
インストールが完了するとメニューバーにアプリのアイコンが表示されます。クリックして「Backblaze Preference」を選択するとシステム環境設定にインストールされた管理画面が開きます。インスト−ル完了と同時にすでにバックアップが開始されています。画面最下段には体験版の残り日数のカウントが。15日で完了しない場合はどうするんだろ?
画面右側の「Settings」をクリックすると設定情報が確認できます。
あまりいじるところはありませんが、「Exclusions」を覗いてみるとデフォルトで「バックアップをしない場所」が設定されています。基本は(Macの場合)ユーザーフォルダ内の個人のホームフォルダのみをバックアップするように指定されています。
必要に応じて足し引きをすれば良いでしょう。
さて後はひたすら待つばかりのバックアップ作業。
体験版の期限が切れるまでに終わりますように。
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QNAP NAS TS-231 デュアルコア1.2GHz CPU 512MBメモリ 2ベイ 2年保証 多機能NASキット
- 出版社/メーカー: QNAP
- 発売日: 2014/12/08
- メディア: Personal Computers
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