机上向学 クラウドストレージをどう使うか? Adobe CreativeCloud ドライブがビューワーとして優れていると考える点
最近の猫も杓子もクラウドストレージには「細かい容量をバラバラに提供してどうする?」という疑問を抱きつつも片っ端からユーザー登録している次第ですが、アドビ社が提供しているCreativeCloudドライブ(以下CCD)はパーソナル版で20GB、グループ版で100GBの容量が提供される有料のストレージサービスを取り上げてみようと思います。
普段アドビに比較的優しくない言葉を投げつけている小生ですが、それは愛情の裏返しだと思って頂きたく思い、今回は少しだけ褒めてみようと思います。(余計なお世話だと言われそうですが)
CCDはクラウドストレージとしての機能は「並」です。現時点でローカルドライブとの同期機能が停止しているので、そういう意味では「並」以下です。
これで有料のサービスだと思うといささか見劣りを感じます。
もっともAdobe CreativeCloud全体で見ればアドビの全製品を使用出来るというのは十分パフォーマンスにあいますし、またサービスイン当初からの仕様変更を経てCS6以降の全バージョンを新しい製品リリース以降も使用出来るようにしたことはすばらしいと思います。
話を戻してCCDはストレージとしては「並」ですが(しつこいですね)、ファイルビューワーとしてはそこそこ行けているのではないかと思っています。あくまでこれは主観です。
その理由ですが、
1)タイル表示をした際のプレビューの様子
アドビのサービスですのでクラウド上で見た際のプレビューがきちんと見えていなければ話にならないのですが他のクラウドストレージと見せ方が違います。
以下主要なストレージのタイル表示の際の見え方です。(ファイルは全て画像をPDF化して取り込んだ物です)
Dropbox → もともとタイル表示がありません。この状態でプレビューの表示はありません
SkyDrive(マイクロソフト)→ タイル表示はされますがプレビューは出来ません。
Box.net → 同じくタイル表示はされますがプレビューは出来ません。
GoogleDrive(グーグル)→さすがです。
ではCCDはどうかというとこう見えます。
少し分かりにくいので枠を付けてみました。
ただタイルに並ぶのではなくそのファイルの形状に合わせて隙間を埋めるように並べてくれます。そのせいかプレビューとはいえ細かい部分の視認性もよくぱらぱらと流し見をしていくには非常によいように思います。
これで考えるのは雑誌の切り抜き記事やiPhoneで撮影したスナップなどを何も考えずに放り込んで閲覧するネタ帳みたいな使い方がしやすいのかなと。何でも放り込むという点でEvernoteという優れものがいるわけですが、それにしてもこういうプレビューの仕方は出来ません。
2)ファイルの情報を見る
これはアドビならではだと思います。アップしたファイルからプレビューの状態でDTPに関係した情報を表示できます。以下はイラストレータCS6で作成したファイルです。
「ヒラギノ丸ゴProW4」でタイプしたところが化けています。また欧文のスペースが一部化けていますが十分ファイルのチェックは出来ます。そこで画面の右側を見ると…
このようにファイルが持つ属性が表示されます。ファイルの容量やサイズが表示されるのは普通として注目するべきは使用している「書体」の情報が表示されること。
そして、
使用されているカラーの情報が(全てではありませんが)表示される事です。
Appsの部分のアイコンにマウスオーバーすると作成したアプリの名称(バージョン含む)が表示されます。
こうしてみてみると、いわゆるクリエイターの方々が使うにはそれなりに配慮した機能が整っていると思えます。
これで先日のCCのアップグレードと同時にローカル同期を回復させてくれていたらもっと褒めてやってもよかったのですが、どうも最後に期待を外すのがアドビさん流なのでしょうか?
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