macOS 10.15 - Catalina システム環境設定「デスクトップとスクリーンセーバ」
「システム環境設定」→「デスクトップとスクリーンセーバ」
上記タブで「デスクトップ」と「スクリーンセーバ」を切り替えます。
「デスクトップ」
上段に画像のプレビューと選択されたファイル名が表示されています。
「ダイナミック」を指定しておくと背景画像が時間とともに変化していくように設定できます。これは「システム」→「Library」→「Desktop Picture」内に保存されている「xxxxxxxx Day(Night) . heic」を指定した場合のみ設定可能です。
「~.heic」はiOSで先に導入され、当初は容量を圧縮できるなどのメリットも強調されたフォーマットですが、macOS内では複数の画像を束ねたファイルとして動いています。
アップルの「プレビュー」アプリで開くことが出来ます。
一つのファイルの時系列ごとに様子の違う画像が8枚程度束ねられていて、これによりダイナミック表示が可能になるようです。
「~.heic」画像を指定してから表示を「ライト(静止)」または「ダーク(静止)」に変更するとその時間帯に沿った静止画像が表示されます。
静止画については以前のOSの設定のままです。アップルがデフォルトで用意しているデスクトップピクチャについては表示オプションが表示されません。
「画面全体に表示」→縦または横のサイズの長い方に合わせます。画像のサイズによって上下・左右に余白が出ます。
「画面に収まるサイズで表示」→縦または横のサイズの短い方に合わせます。長手の方の上下・左右のいずれかが見切れます。
「引き伸ばして画面全体に表示」→縦・横のサイズをここに引き延ばして画面に表示します。画像は変形して表示されます。
「中央に配置」→画像の解像に合わせて中央に表示します。上下・左右に余白が生じます。
「タイル状に配置」→一枚の画像をタイル状に並べて表示します。1枚の大きさは画像の解像度のママになります。画像の大きさ、または画面の解像度との関係でタイルの数は変わります。
----------------------------------------------------------------------------------------------------
デスクトップに設定できる画像は大まかに分けて
「Apple」→アップルが提供している標準の「デスクトップピクチャ」と「無地の色」になります。
「デスクトップピクチャ」の場所
「システム」→「ライブラリ」→「Desktop Pictures」フォルダ内
「無地の色」の場所
「システム」→「ライブラリ」→「Desktop Pictures」→「Solid Colors」フォルダ内
「写真」→Macの「写真.app」上で管理されている画像を選択できます。
「フォルダ」→任意のフォルダを登録して、その中の画像を選択できます。
----------------------------------------------------------------------------------------------------
「ピクチャを変更」→日時、分秒、あるいはスリープや起動のタイミングで、選択した任意のフォルダ内の画像を順番に変更して表示するオプションです。
「ランダムな順序」→上記「ピクチャの変更」の順序をランダムに変更します。
「スクリーンセーバ」
大きく分けて左画面にスクリーンセーバのサンプル、右側にプレビューになります。
スクリーンセーバのデータの場所は、
「システム」→「ライブラリ」→「Screen Savers」フォルダ内
サンプルを選択すると右側に表示されます。選択したサンプルにより若干メニューが変化します。例えば「フローティング」や「フリップアップ」などを選ぶと下図の様に、どのピクチャの入っているフォルダを利用するか確認されます。
また「Flurry」などを選ぶとオブジェクトの変化の速さや形状について設定が可能です
「メッセージ」では任意の文字列を指定して表示することが出来ます。
何れのパターンを選んだとしても、「時計を一緒に表示」にチェックを入れれば、スクリーンセーバ動作中に時刻を表示しておくことが出来ます。
----------------------------------------------------------------------------------------------------
「ホットコーナー」→画面の四隅にマウスオーバーしたときの動作設定が出来ます。
それぞれの割り当てをクリックします。
スクリーンセーバ周りの設定だけでなく、「Mission Control」や「Dashboard」の指定が可能です。作業中にウィンドウが散らかってしまい、ファイルへのアクセスが難しくなったときのために「デスクトップ」を設定しておくとすべてのウィンドウが退避してデスクトップが見えるようになるのでお薦めではあります。
macOS 10.15 - Catalina システム環境設定「一般」
「システム環境設定」→「一般」
大きな変更はありません。トップに「外観モード」が追加されました。
詳細は以下でご確認ください。
「自動」に設定しておくと、時刻に合わせて自動的に「ライト」と「ダーク」が切り替わります。
「アクセントカラー」→標準で青く表示されている、メニューのセレクターや表示の強調部分の色が指定色に変わります。以前「アピアランス」と表示されていた機能の表示変更になります。
「強調色表示」→フォルダやフィルを指定したときの名称部分の色の表記を変更します。規定の9色の他、任意の色も指定可能です。あまり際どい色をつけても差が分からないのでおとなしく既定色で選んだ方が良いでしょう。
「サイドバーのアイコンサイズ」→FinderだけでなくMail.appのサイドバーのアイコンサイズも「大・中・小」で変更されます。(それ以外にもアップル純正のアプリは影響を受けるかもしれません)
画面サイズの小さいMacBookなどの視認性を上げたいときには有用かもしれません。
「メニューバーとDockを暗くする」→メニューバーとDockの背景が暗色になります。
「メニューバーを自動的に表示/非表示」→マウスオーバーしたときだけメニューが表示される様になります。視覚的にわずかですがデスクトップが広がります。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
「スクロールバーの表示」→作業効率を上げたいならば「常に表示」の一択だと思います。
Macを買ったら設定するべき項目の一つです。
「スクロールバーのクリック時」→これは好みですが、通常は1ページづつ進む「次のページへ移動」で良いと思います。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
「デフォルトのWEBブラウザ」→標準はSafariです。代表的なところでは「Firefox」「Google Chrome」、仮想環境でWindows等入れていると「InternetExplorer」や「Microsoft Edge」が候補に入ります。また面白いのは「Evernote」がブラウザー扱いになるところです。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
「書類を閉じるときに変更内容を保持するかどうかを確認」→チェックしていなくても大抵のアプリケーションは保存するかどうか聞いてくれます。私は外していますが、このチェックの入り切りで動作が変わったのを感じたことはないと思います。
「アプリケーションを終了するときにウィンドウを閉じる」→謎な設定です。但書が付いていて、「選択すると、開いていた書類とウィンドウは、アプリケーションの再開時には復元されません。」とあります。チェックを外すと直前に開いていた画面がそのまま開きますという意味です。この但書をそのまま設定にしてしまった方が分かりやすい気がします。通常はチェックを入れておいて良いと思います。
「最近使った項目」→書類、アプリケーション、サーバーについて「0〜50」までの7つから選べます。固定の数字で任意ではありません。個人的にはアプリケーションやサーバーはDockで管理できるので、書類だけ20個記憶してもらった方が作業効率が高まって良い気もします。
「このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可」→詳しくは以下の引用を参考にして下さい。iPhoneで見ていたサイトを引き続きMacのSafariでも見ることが出来るのは発想としては良いのですが、使いこなしている人ほど「後で見る」系のサービスを利用してしまうので不要な設定ではないかと個人的には思います。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
「使用可能な場合はLCDで滑らかな文字を使用」→フォントスムージングのON/OFFになります。実際にやってみるとアプリのメニュー内の文字がわずかに変化することに気がつくときもありますが、意識しなければ分かりません。非常に小さいフォントがにじんで読みづらいな、と思ったときにOFFにしてみると逆に見えやすくなることはあるようです。
macOS 10.15 - Catalina システム環境設定一覧 目次
システム環境設定を開いたところ。
※機体はMacBookProのためiMacやMacProなどとは表示される項目に若干の差があります。
※デフォルト(システム起動直後)では最下段の「Flash Player」「TechToolProtection」はインストールされていません。
Mojaveまでと違いレイアウトが大きく変更されました。アカウント系の項目が上部に集中して配置され、今どのユーザーで利用しているかというのが明示的になりました。
感覚的に場所を覚えていた人ほど戸惑うかも知れません。
個々の設定に関する部分を今後作り込んでいく予定です。
・ファミリー共有
・Dock
・Mission Control
・Siri
・Spot Light
・言語と地域
・通知
・インターネットアカウント
・ユーザーとグループ
・スクリーンタイム
・機能拡張
・セキュリティとプライバシー
・ソフトウェアアップデート
・ネットワーク
・サウンド
・プリンタとスキャナ
・キーボード
・マウス
・ディスプレイ
・日付と時刻
・共有
・TimeMachine
・起動ディスク
macOS 10.15 - Catalina Apple ID
「システム環境設定」→「Apple ID」
iCloudのマイページにアクセスしないと出来なかったことがmacOS上から行えるようになりました。トップ画面左下には同一のApple IDでログインしている(ログインしたことがある)MacやiPhoneが一覧で表示されるので、自分のデバイス管理にも最適です。
左側のサイドバー(写真では一部欠けていますが)上から「概要」「名前・電話・メール」「パスワードとセキュリティ」「支払いと配送先」「iCloud」「メディアと購入」と切り替えが出来ます。
概要
まさに「概要です。ここでAppleIDのサインアウトを行います。
名前・電話・メール
諸々の編集作業が可能です。今まではiCloudのマイページへログインして修正する必要がありましたが、これからはMacから可能になります。どういうことかというとMac自身のセキュリティもきちんと行わないといけないと云うことです。
パスワードとセキュリティ
Apple IDに対するパスワードの変更や、2ファクタ(2段階)認証のON/OFFが可能になります。また「確認コード」とあるのは2ファクタ認証をONにした場合、指定した端末(携帯電話のSMS)に届く6桁の番号を表示できます。おそらく携帯を紛失したなどによってコードを取得できない場合の代替機能だと思います。
支払いと配送先
App StoreやiTunes Music Storeなどで利用可能な支払い方法(クレジットカードまたはキャリア決済)の登録・変更が可能です。また配送先の指定が一カ所のみ登録可能です。
「Apple ID」画面を開くとトップで開く画面です。iCloud経由で連携可能なOSの機能を選択・設定できます。細かな挙動については別途「iCloudの連携サービス」で説明したいと思います。
iCloudストレージは初期設定は5GB(Free)です。「管理」をクリックするとiCloudの使用領域を確認することが出来、またストレージの追加(有料)もここから行えます。
メディアと購入
AppStoreなどでの購入に対するセキュリティ設定になります。無料ダウンロードに対するパスワード要求の有無、購入・課金に対するパスワード要求の有無と時間の設定が可能です。地味に便利なのが今まで非常にわかりづらかった「サブスクリプション(継続課金)」の設定状況が一覧できるようになったことですね。
AppStore内でしか確認出来なかった状況をここで一元管理できます。
最新モデル Apple MacBook Pro (15インチ, 第9世代の2.3GHz 8コアIntel Core i9プロセッサ, 512GB) - スペースグレイ
- 出版社/メーカー: アップル
- 発売日: 2019/05/22
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
バッファローのポータブルHDがユーザー目線で良い感じ
必要があって急遽購入したポータブルハードディスク「BUFFALO HD-PCGU3-Aシリーズ」が結構ユーザー目線で作られていたのが良い感じでした。
BUFFALO USB3.1(Gen.1)対応 ポータブルHDD スタンダードモデル ブラック 2TB HD-PCG2.0U3-GBA
実際に購入したのは白の1.0TBモデルでしたが、機器の性能としてのお勧めは、
・みまもり合図 for ポータブル
の搭載ですね。
簡単に言うと、動作中のこの製品自身がハードディスクの健康状態(健全状態)を監視していて、ステイタスランプが緑からオレンジに変わると「故障しそうだよ」とお知らせしてくれるという機能です。
もちろんPCに接続していればインストールした同名のユーティリティがより詳細な診断を行ってくれますが、昨今のハードディスクの利用はPCだけではなくテレビやレコーダーの利用用途が多くなっているので単独で診断できる機能はユーザー的にありがたいと思います。
また地味なケースの仕様変更がうれしいです。USB3.0のディスク側のコネクタは「Micro USB Type-B」と呼ばれるものが取り付けられている場合が多いのです。
これが普通に使っていてもぐにゃりと折ってしまいそうで結構怖い。
PCGU3-Aシリーズはケースのコネクタ部分を掘り下げて、ケーブルをすっぽりくわえ込むようにつなげられるので非常に安心感があります。まぁそれでも折る人は折るんでしょうけど、この安心感は大事なんです。
※豆知識:このコネクターはUSB2.0のMicro-Bコネクタと互換性があります。右側の小さい部分に差し込むと認識しちゃいます。
かなり深くえぐれてます。
そしてしっかりホールド。安心感があります。ケーブルによっては頭の部分に厚みがありすぎて刺さらないものもあります。標準で付いているケーブルを持ち歩くようにしてください。
そしてさらに本体を裏返すと「データ復旧サービス」の案内がプリントされています。
素人が見ても何の役にも立たない技適マークとか印字されてるより100万倍も有益な情報がきっちり書かれています。もちろんビジネスの一環ですが、これもユーザー目線でとても良いと思います。
データ復旧と云っても必ずしも確実にデータを取り出せるわけではなく、また原則「論理故障」が前提なので、万全とはいえませんが、ディスクが読めなくなって相談先もわからず途方に暮れることが無いようになっているのは良い話です。
そして最後に、どういうわけか世の中にはびこる「外付けハードディスクにデータが入っているから安心」「外付けハードディスクは壊れない」という安全神話に対してちゃんと説明書の、しかも開いてすぐの場所に「必ずデータをバックアップしてください」という注意書きがされていることです。
これは先の「みまもり合図 for ポータブル」や「データ復旧サービス」を用意してあればこそ説得力のある注意書きになります。
ハードディスクの中のデータがただ唯一のデータになっていてはいけない、必ずバックアップを取りましょう、というのはハードウェアメーカーが自身の製品の限界を知り、その対策を用意した上での最後のお願いといえましょう。
で、ここまで褒めあげてもメーカーからは一銭ももらうことはありません。
と申し上げてこの辺で。
BUFFALO バッファロー ミニステーション USB3.1(Gen1)/USB3.0 ポータブルHDD 3TB ブラック HD-PCG3.0U3-GBA
- 出版社/メーカー: ALLMALL
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
macOS 10.13 - High Sierra システム環境設定「省エネルギー」
Macの電源を制御します。
上の画面はMacBookのものですので、「バッテリー」と「電源アダプタ」の2つのタブがあります。
iMacなどデスクトップ製品は電源アダプタの分だけです。
「バッテリー」
・可能な場合はハードディスクをスリープさせる
いきなり少し説明しづらい機能です。アップルのヘルプでは、「コンピューターのハードディスクを使用していないときは常にスリープさせます。」と説明されます。
例えば動画を連続で再生させていたり、アプリでデータ処理をしている場合でしょうか。
・バッテリー電源使用時はディスプレイを少し暗くする
バッテリーの持ちを良くするための設定です。この設定をONにしているとアダプターを抜いた瞬間に少しだけ輝度が下がるのを確認できます。
・バッテリー電源使用時にPower Napをオンにする
パネルの注釈に記載があります。
「スリープ中に、新着メール、カレンダー、およびその他のiCloudアップデートを定期的に確認します」
とあります。
Power Napの機能で出来る事は以下のアップルのサポートページで確認できます。バッテリー作動時とACアダプター装着時(充電時)では、出来る事に違いがあります。
Mac の Power Nap の機能について - Apple サポート
----------------------------------------------------------------------------------------------------
「電源アダプタ」
ほとんどメニューに変わりはありません。一番上に固有のメニューがあります。
・ディスプレイがオフのときにコンピュータを自動でスリープさせない
どういうことかというと、macOSには「ディスプレイをオフにするまでの時間」の設定はありますが、「コンピューターのスリープ」の設定がありません。
そのため、この設定と「ディスプレイをオフにするまでの時間」と組み合わせることで、Macを「スリープさせる」「させない」を決めることになります。
この設定を
A、「ディスプレイをオフにするまでの時間」→1分〜3時間の間で設定
B、ディスプレイがオフのときにコンピュータを自動でスリープさせない→チェックする
でMacはスリープしなくなるはずですが、体感的にはなぜかスリープしてしまっていることがあり、仕事で3Dのレンダリングをさせていると途中でスリープして止まっていたなどの事例に出くわしたことがあります。
厳密に設定できないため、サードパーティのソフトを利用してスリープをコントロールすることもお薦めします。
Macのスリープを制御またはさせない「Insomnia X」
※Insomniaは不眠症という意味ですね、なるほど
以下3項目は「バッテリー」使用時に同じ
・可能な場合はハードディスクをスリープさせる
・バッテリー電源使用時はディスプレイを少し暗くする
・バッテリー電源使用時にPower Napをオンにする
Power Napの機能でACアダプター装着時(充電時)では「ソフトウェアアップデート」と「TimeMachineによるバックアップ」が実行できます。普段なかなかアップデートやバックアップが行えない方には嬉しい設定だと思います。
Mac の Power Nap の機能について - Apple サポート
----------------------------------------------------------------------------------------------------
右下のスケジュールで「起動またはスリープ解除」と「スリープ」「再起動」「システム終了」のスケジューの設定が可能です。
----------------------------------------------------------------------------------------------------
メニューバーにバッテリーの状況を表示
バッテリー内蔵のMacBookなどにのみあるメニューです。
チェックをして置くとアイコンで視覚的に残量・充電非充電などの情報を確認できます。
メニューバーのアイコンをタップすると、
・充電完了までの時間
・電源状態→バッテリーか電源アダプタか
・エネルギー消費の激しいアプリケーションの有無→消費の激しいアプリを確認できます
・割合(%)の表示→チェックしておくとバッテリー残量が%表示されて分かりやすい
・省エネルギー環境設定を開く
です。
また「Option」キーを押しながらタップすると少し表示が変わります。
一番上に「状態:正常」と出ます。これはバッテリーの健全性(劣化や故障)を診断した結果が表示されます。バッテリーの劣化や故障が認められるとここに修理を促すメッセージが表示されます。
----------------------------------------------------------------------------------------------------
「省エネルギー」設定では、iMacやMacPro、Macminiでは「電源アダプタ」の部分のみ(タブ自体表示されません)、またMacBookProやAir、MacBookでは「バッテリー」と「電源アダプタ」の2つのタブが表示されます。
そしてもう一つ、UPS(無停電電源装置)に接続されている場合にのみ、ここに「UPS」というタブが表示されます。
メーカーがmacOSに対応した管理ソフトウェアをリリースしている必要がありますが、このタブが表示された場合、停電時のMacの電源操作を管理して自動で電源をシャットダウンするなどの設定が可能です。
現在手元に対応したUPSがないため、用意が出来ましたら記事を更新したいと思います。
以上
CyberPower 無停電電源装置 (常時商用給電/矩形波出力) 550VA/330W CP550JP
- 出版社/メーカー: Cyber Power
- 発売日: 2016/08/31
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る
机上防災 大雨、地震、台風。続く災害に手元のモバイルバッテリーを再考したい
9月6日(2018年)に発生した北海道の地震で全道停電という事態が発生しました。
そんな中、私も契約しているさくらインターネットの石狩データセンターが停電発生後60時間という長時間、自家発電でサーバーを停止させずに乗り切るという快挙を成し遂げました。
発生時備蓄していた発電機の燃料は48時間分。それを関係各所と連携して重油を補給しつつ、最後は1週間でも稼働させられるほどの余裕を見せながら電力供給回復までの60時間を乗り切ったことに拍手を送りたいと思います。
さて本題です。
iPhoneを始めとするスマホやタブレット、モバイル機器を皆が持ち運ぶようになって急速に需要が伸びているのがモバイルバッテリーです。一回こっきりの使い捨てタイプから数万ミリアンペアの大容量を誇るものまで、そのラインナップの充実はすばらしいものがあります。
かくいう私も仕事柄&ガジェット好きが高じて手元にはいろいろなタイプのモバイルバッテリーがどっさり。
上の写真はその一部、特徴のあるものだけラインナップ。
これはQi規格に対応、ワイアレス給電が可能なやつ。容量8000mAh、通常のUSB(TypeA)のケーブルの他、USB-CのPDにも対応している優れもの。
iPhone8以上なら鞄の中で重ねておけば充電できます。
エアージェイ 8000mAhモバイルバッテリー内臓 ワイヤレス充電パッド AWJ-PM8 WH
災害時の停電まで考えるとこういうのが良いのかも。発電パネルを内蔵したAukeyのモバイルバッテリー。12000mAhの大容量でLEDのライトも内蔵。簡易の懐中電灯にも早変わりする優れもの。バッテリー本体への充電はUSB経由でも可能。普段使いには少し重いですが、災害時には頼もしい相棒になります。
同じ製品は販売終了のようなので、代わりはこのあたりでしょうか。
バッテリーではないのですがこれは太陽光パネル式のバッテリーチャージャー
展開すると長さ80cm、幅26cm、24W出力の発電機に。
ポーチ部分に5V-2.4Aのポートが2つ。発電中は赤いLEDが点灯します。
カラビナを使用してバックパックの背中に取り付けておけば、歩きながら機器を充電できます。
あとはお天気次第の気分屋さんです。
この製品は現在は販売されておらず、後継的にはこのあたりでしょうか。
RAVPower ソーラーチャージャー 【3ポート / 24W】 iPhone、Android 各機種対応 ソーラーパネル アウトドア/キャンプ / 地震/災害時 RP-PC005
そしてこのごろりと大きなバッテリーは容量20000mAh越えの大型バッテリー。
この大きさだと持ち歩きと云うよりは、自宅や車に常備しておくのが手頃かもしれない。そしてこのバッテリーの最大の利点は、
ACのプラグを直接挿して使用出来るという一点に尽きます。ちょっとした小型家電ならば動作可能。この辺の使用感は別途検証して記事にしてみたい。
惜しむらくはバッテリー本体への給電に専用のACアダプターが必要な事だろうか。その辺の汎用性を担保できると使い勝手が良いだろうか。
以下の2つはACプラグを内蔵しているタイプ。コンセントにさしたまま機器に充電も出来るので1台2役が嬉しい。
白い方はIODATAのTR-EB306WT。コンセント部とバッテリー本体がセパレート式でコンセント部分はそのままUSBケーブルをつないで充電もできる優れものなのだけどすでに販売終了品、残念。
ANKER Powercore Fusion 5000はUSB2ポート搭載の急速充電タイプ。プラグ内蔵は必要な充電ケーブルを一本だけ持って入れば良いので楽です。
このコンセプトの製品はもっとあっても良い気がする。
バッテリー+コンセントプラグの1台2役があるとすれば、こちらはいかがでしょう。
バッテリー+ランタン機能のビートソニックIZAT LEDランタン搭載モバイルバッテリー
手で掴める程度のハンディーサイズ。IP68のウォータープルーフ対応。ちなみにIP68は、「防塵性能6=粉塵すら入らない」&「防水性能8=水没保護。完全密閉構造」だそうです。
上の緑色のボタンのクリックで白色(弱)→白色(強)→赤色→赤色(点滅)→赤色(SOSモールス)と変化。防災にはもってこいな機能です。
バッテリーは2600mAhと控えめ。LEDランタンとしてならば最大60時間利用できますが、充電機能はむしろおまけな感じがします。
ビートソニック IZAT LED付きモバイルバッテリー災害時やアウトドアで活躍赤色灯やSOS灯にもなる TS31
と、ここまで手元にあるバッテリーを紹介してきましたが、次回はシチュエーション別の「バッテリーインバッグ」を考えていこうかと思います。