MacをQNAP TS-251AでTimeMachineを設定してみる
昨年末にわかに話題になったアップルがiPhoneのバッテリー劣化に伴い意図的に性能を低下させる仕様であった問題について、2018年12月まで該当する機体全てをほぼ無条件で交換することにした模様です。
最初からそういう仕様になってますよ、と云っておけば防げたかもしれない問題ですが、素早い対応はやはりワールドクラスの企業です。
日本の企業にもこのくらいの意識を持って危機管理に当たってもらいたいもんです。
無理か。
さて本題です。
前回と話題が前後しますが、QNAPのNASを新調したのを期に自宅のメインマシンのiMacとMacBookProのバックアップ先をTS251Aにまとめました。
今まではUSB接続の外付けHDを使うのが普通で、一時期アップル純正のTimeCupsuleを利用していた時期もありました。そもそもデータだけのことならばクラウドストレージのDropboxが全開で機能しているので消失の可能性もほぼないことから、ここのところTimeMachineはご無沙汰でした。
とはいえ本職がデータぶっ飛ばしても洒落にならないのと、日常的にTimeMachineの動作を確認しておかないと行けないだろうということで実行。
まずはTimeMachine用のディスクとして認識させるところから。
1)TS251Aに予め「Hybrid Backup Sync」をインストールします。AppCenterから無料で入手できます。
2)「Hybrid Backup Sync」を起動したら「バックアップサーバー」メニューから「Time Machine」タブを選択します。
3)「Time Machineのサポートを有効にする」にチェックを入れ、設定時に必要になるパスワードを任意に設定します。
容量を「0」に設定すれば、ボリューム全体をバックアップ領域として利用可能ですが、今回は通常のデータ保存にも使用するので「1500GB」を上限にする設定にします。
以上でTS251A側の設定は完了です。
4)Macのメニューバーまたはシステム環境設定から「Time Machine」を開きます。
5)「ディスクを選択」を選びます。TS251Aの設定がきちんと出来ていれば、バックアップ先の選択肢に「TMBackup」というボリュームが表示されているはずですので、それを選択します。
6)選択して「ディスクを使用」をクリックするとアクセス権の許可を求められるので
ユーザー名「TimeMachine」
パスワード「任意で設定したもの」
を入力します。
以上で終了です。
USB接続の外付けHDと違うのは、バックアップのインデックス作成に非常に時間がかかるようで、iMacがバックアップを開始するまでにおよそですが一晩かかりました。
このサーバーの利用目的は自分の仕事と家の(家族の)データの保管と共有です。
1時間分のデータ消失が致命的なクリエイティブなお仕事用というわけではないので、1時間ごとのバックアップはちょっと多すぎ、1週間に1度でも良いくらいです。
ですので
をiMacへインストールして間隔を調整します。
まだ始めたばかりなのでベストを割り出せていませんが、とりあえず実行モードを「カレンダー」にし、週に1回日曜日の夜に取らせることにしました。
日々のデータ更新の9割はDropboxの中で行われているので、これでも問題ないでしょう。
さて次回は、QNAP TS251A自体のバックアップについてです。
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