Adobe CreativeCloud に関してアドビへ確認中のこと。旧バージョンは再ダウンロードできない?
パッケージ版のCS5 DesignStandardを持ってはいますが、業務上最新版を確認したりする必要もあってCreativeCloudを契約しました。
CrattiveCloudのFAQにはこうあります。(2012年11月19日の時点です)
http://www.adobe.com/jp/products/creativecloud/faq.html
以下引用
現在、Creative Cloudメンバーとして、メンバーシップに含まれているCS6アプリケーションを使用しています。Creative CloudでCS7が提供開始されたら、CS6は利用できなくなるのですか?
いいえ。CS6バージョンのアプリケーションをダウンロードしてインストールしてあるのなら、メンバーシップが有効である限り、そのバージョンを支障なく使い続けることができます。CS7バージョンの提供が開始された場合、その後1年間はダウンロードとインストールが可能です。また、CS7はCS6とコンピューター上で並存させることができます。
引用以上
これはCreativeCloudが発表された当初からユーザーが関心を抱いている重要事項の一つだと思っています。現時点で新バージョンが登場した後の旧バージョンの権利を担保してくれる部分は多分この記述(赤い太字部分)しかありません。
で実際どうなのかと言うことを確認できる状況が起きました。
先月CreativeCloudが登場してから初めて製品のアップデートがありました。
Adobe Acrobat XがAcrobat XIにアップグレードしました。
とりあえずXIをインストールした後、AdobeApplicationManagerを確認してみると、
Acrobat Xを再インストールできるリンクはありません。
Webサイトにも特にありません。
一通り調べてみましたが特に記載が無いのでアドビのカスタマーサポートへ連絡を取りました。
最初のやりとりが15日(木)の夕方。対応した方に
1)再ダウンロードする方法、
2)1年間利用できるというのは具体的にどういうことなのか
3)1年後、旧バージョンはどうなるのか
について質問の返答を頂くことにしました。
翌日の午後返答の電話があったのですが、
1)と2)について→そもそもCreativeCloudは最新バージョンをいち早くお届けするサービスなので再ダウンロードは出来ない。1年間利用できるという意味はインストール済みの製品をそのまま利用できると言うことで、アンインストールした場合は最新版をインストールしてもらうことになる、という驚愕の回答が返ってきた。
3)については、体験版的な動きになると思われるが現時点では明確に決定していないと言うことでこれはある程度予想が付いた回答でした。
さて、1)と2)についていくつか返してみました。
・意図してアンインストールしたというならばそれでもいいが、不慮のトラブルで該当するバージョンを再インストールする必要が起きた場合、トラブル発生前と違う環境になるということをソフトウェアの提供側として何もおかしいことと考えないのか?
・ユーザーが利用している環境を全く担保せずに新しいバージョンへ変更せよというのはCreativeCloudの趣旨は理解していたとしてもとうてい納得できないし、そもそもトラブルシュートでアドビへ相談した際に普通に再インストールを試すように言ってくるのだからこの対応はおかしいのではないか?
・更に言えばFAQの記載とまったく異なる返答になっているのはそもそも契約に反しているとは思わないのか?
とCreativeCloudは最新版を提供するサービスだと主張するサポートの方もFAQの記述については否定できなかったため、再度の返答待ちになっている←イマココ。
という事です。
AcrobatはCS6とか7ではないから関係ありませんとは言ってこないと思うのですが、返答が有り次第ブログを更新します。
しかしながら、顧客へ提案する立場としてはこの製品を現時点では推すことは出来ないというのが本音です。