DOCOMO L-09C Xi Wifiルーターを海外で使用する
DOCOMO L-09C Xi Wifiルーター(以下L09C)を海外で使用する場合の設定手順と注意点について
L09Cはローミング接続と「海外パケホーダイ」に対応しています。同じWifiルーターのBF-01B(バッファロー製、Foma接続タイプ)はローミングサービスに対応していないため使用できません。
手持ちのDOCOMOの携帯やスマートフォンが海外で使用できるかどうかは以下のサイトで確認できます。
上記のサイトL09Cを検索すると
海外通信事業者の設定方法
1.海外通信事業者の設定方法を表示
【L-09Cの場合】
Webブラウザから設定ページ「http://192.168.2.1/」にログイン → Network → Searching network → Modeを「Manual」に設定
2.海外通信事業者名を選択してください。
※日本への帰国後は、通信事業者の設定を「自動(オート)」にしてください。
と表示されます。
参考リンク「海外で使うときの通話・通信料・サービスエリア検索」
海外でつかうときの通話・通信料・サービスエリア検索 | サービス・機能 | NTTドコモ
問題点1
「渡航先の国でDOCOMOとローミングサービスを提携しているプロバイダー=海外パケーホーダイ対応ではありません」
ですので上記の検索結果の設定だけでは不用意にパケホーダイ非対応のプロバイダーへ接続してしまい、過剰なパケット代が請求される可能性があります。
また、上記の設定は国内では行えず、現地にて設定する必要があります。
解決方法1
出国前に一時的に自動接続自体をOFF(接続出来ない状態)にしておくことをお薦めします。
1)L09CにPCから接続する
2)ブラウザで「http://192.168.2.1」へアクセスする→ConnectionManagerに入る
3)デフォルトのユーザーネーム「admin」に対するPWは「1234」です。
4)左側のメニュー「Network」を選択する
5)2段目「Profile」を選択する
6)右下「Add New」をクリックする
7)新規の接続設定を行いますが、適当な(でたらめな)IDとPWだけ設定しておく
Profileの名前を例えば「NoCoonnect」などにして保存する
8)Network画面に戻り、「CurrentProfile」から先ほど作ったプロファイルを選択して左下の「Apply」をクリックして設定する
これで渡航先で電源を入れた瞬間に不適切なプロバイダーへ接続することを防ぎます
問題点2
渡航先のパケホーダイ対応プロバイダーの確認をするのと同時に、そのプロバイダーがConnectionManager上でどのように表示されるかの2点を確認しておきます
解決方法2
DOCOMOの下記のサイトで渡航先のパケホーダイ対応プロバイダを確認できます。
海外パケ・ホーダイ | サービス・機能 | NTTドコモ
例えばイギリスを確認すると「O2-UK」と「voda-UK」の2つが対応していることが分かります。
更に右の欄に実際に接続先として表示される可能性のある表記が表示されます
例えば「voda-UK」は「voda UK, VODAFONE Ltd, vodafone UK, 23415」の4種類のうちどれかが表示される可能性のある表記です
Flashに非対応のブラウザの場合は下記のサイトでも同じく確認できます
対象国・地域 | サービス・機能 | NTTドコモ
問題点3
渡航後に現地で接続する設定を行う
解決方法3
1)L09Cの電源を入れます。この段階では接続出来ないプロファイルを参照しているので勝手に接続しません
2)PCのブラウザから「ConnectionManager」に接続します
3)左側のメニュー「Network」→「Searchingnetwork」を選択します
4)国内では設定できなかった「Mode」で「Auto」から「Manual」へ変更して「Apply」をクリックします
5)利用できるプロバイダーを選択する画面が現れるので「解決方法2」で確認済みのパケホーダイ利用可能なプロバイダーを探して変更します
6)左側のメニュー「Network」→「Profile」を選択します
7)CurrentProfileを「Profile1」へ戻します
これで現地での海外パケホーダイ提供プロバイダーへの接続が可能な状態になります
問題点4
帰国後の設定
解決方法4
渡航後の設定と反対の手順になります
1)L09Cの電源を入れます。
2)PCのブラウザから「ConnectionManager」に接続します
3)左側のメニュー「Network」→「Searchingnetwork」を選択します
4)国内では設定できなかった「Mode」で「Auto」から「Manual」へ変更して「Apply」をクリックします
実際には国内へ入った段階で「Auto」の設定に戻るとのことです(DOCOMOのサービスへ確認)。とはいえ念のため設定の確認を行うのが必要です
問題点5
料金は結局幾らかかるのか?実は小さな落とし穴があります
解決方法5
海外パケホーダイの使用料は
20万パケットまで→\1,980/日
20万パケット以上→\2,980/日
です。この「1日」は「現地の1日」ではなく「日本の1日」で計算されます。
よって経度の変わらない東南アジアなどではほぼ問題ありませんが、北米やヨーロッパでは間違いなく2日分で計算される可能性が大きい。
ですので出張期日が5日間であれば、海外パケホーダイの料金は6日~7日分かかるモノと考えておく方がいいと思います。
問題点6
渡航時のサポートを日本と同じには考えないで下さい
解決方法6
どうしても携帯を含むDOCOMOのサポートと連絡を取りたい場合
「DOCOMOの携帯電話を所有している場合」→ +-81-3-6832-6600
※「+」を表示する場合、携帯電話では「0」を長押しします
「一般回線または他社の携帯回線を使用する場合」→ 00-800-0120-0151
どちらの回線に連絡する場合でも技術的なサポートをきちんと受けたい場合は、日本時間で9:00〜20:00の間でかけるのがベストであると
DOCOMOのサポートにて確認しました。
上記の内容の全ては2011年11月30日までのDOCOMOのWorldWing関係のサポートセンターに確認を行った内容を元に公開しています。