机上向学 -GAKIRA.NET-

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オンライン・バックアップサービス [Memopal] を試す

ふと知ったオンラインバックアップサービスのMemopalについて少々試してみたので書いてみることにする。このサービスは自信のサイトでもDropBoxとの比較を自信満々に行っていたのでその先入観から同期系のサービスだと勘違いしたのだが…
実際には1対1で特定の場所(フォルダー)を監視する自動バックアップサービス兼画像ビューワーだと理解した。
まずはMemopalに登録するところから始める。
Online Backup - Memopal
3GBで利用可能なフリープランがあるのでそれを選択する。
downloading memopal - Memopal
WindowsXPからOSXはもちろん、Linuxまで幅広く対応している。Android版はこれからか?
DLしたインストーラーを実行するとメニューバー上にMemopalのアイコンが表示されここからコントロールパネルを呼び出すことができる。
構成は4つの画面で至ってシンプルです。
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1)言語環境を選択し、2)プランを選択(必要に応じてアカウントを取得します)3)バックアップ監視をするフォルダーを選択し4)実行される。という具合です。
「検索」または「参照」を選ぶとWebのページに飛びます。
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Webページの見た目はこんな感じです。重要なのは1つのアカウントで複数のMac,PCのデータを一カ所にバックアップできることです。今回は別々の場所にある2台のMacMiniのデータをバックアップさせてみました。すると画面のように2つのフォルダで別途管理されます。冒頭に記したDropBoxとの根本的な違いはここで2台のMacMiniのデータを同期するものではありません。またWebサイトに直接データをアップロードすることも可能ですが、アップロードされたデータはローカルのPC側には反映されません。要は一方通行です。(おそらく)DropBoxの代用にはなりませんが「自動オンラインバックアップサービス」と「ファイル転送サービス」そして「画像ビューワー」としてなかなかの機能があります。
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コントロールパネル上で設定したバックアップ対象のフォルダをMemopalが常に監視していて、フォルダやファイルの追加・更新が行われるとすぐに同期作業が行われます。実験ではほぼリアルタイムに同期が行われていてWebサイトへの反映もスムーズです。ただし大量のファイルや大容量のデータを更新した場合がどのくらいかかるかについては皆様自身で確認してください。
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ファイルを選択すると右端にサブメニューが表示されます。「共有」をクリックするとダウンロード用のパスが生成され、ダイレクトメールを飛ばすことができます。
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簡単なパスワード設定と公開期間を設定できるのでほどほどのセキュアな環境でデータを送稿できます。
そして最後に画像のビューワーとしてですが、Web上で画像の含まれたフォルダを開くとこんな感じで表示されます。
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画面右上に表示された「カメラ」アイコンをクリックするとこのように表示されます。
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Webサービス自体に「Cooliris」の「LiveShare」が組み込まれています。画像ビューワーとしての使い勝手は非常によいと思います。
Cooliris
LiveShare | Beautiful messaging for mobile & web
ビューワー機能に外部のサービスを利用していることで、このビューワーの状態で外部と共有することが可能です。
画面右下に「Twitter」と「Facebook」のアイコンが表示されています。
Twitter」では外部リンクの生成をしたうえでそのまま投稿できます。また「Facebook」ではshareの機能をそのまま利用できます。
非常に手軽な画像共有の方法なのですが少し気になるのは生成された外部リンクに一切セキュリティーがかからないことです。パスワードによる閲覧制限などを設けられないのでTwitterで公開した場合不特定多数にそのまま公開される状況になるところが少し気がかりですが、仲間内の飲み会の画像を共有するぐらいなら問題ないでしょう。
「ファイル転送」と「画像ビューワー」としてであれば3GBでもOKですが、バックアップサービスとしては物足りないところですので当然有料版を検討するところです。
パーソナルプラン 1ライセンス 1年間 200GB $49(円換算=約4000円 4月26日現在)
家族で使用しているPCで本当にとっておきたいデータの総量が100GBを超えるのは結構珍しいのではないかと思います。このサービスは設定しておけば特定のフォルダを監視して、リアルタイムに且つオンライン上にデータをバックアップしてくれるのでついバックアップを忘れる人やそもそも無頓着な人、また万一の火災などでもデータを失うリスクを考えれば安いくらいでしょう。
バックアップソフトとハードディスクを購入して設定とメンテナンスを常に自分でやることを考えたら… どうでしょうか?