机上向学 -GAKIRA.NET-

ガジェット好きな筆者のPC・クラウド・アウトドア・防災に関する事を書いてみる、そんなブログです。

QNAPのデータをDropboxヘバックアップする

昔こんな記事を書きました。

 

gakira.hatenablog.com

 

この時が2013年。で、今どうなのか契約中のクラウドストレージの総容量を久しぶりに計算してみました。

Dropbox 1TB(有料)

Microsoft Office 365 BusinessPremium 1TB(有料)

Sugersync 60GB(近日解約予定)

Adobe CreativeCloud Drive 20GB(有料)

Macserver(ねこじゃらし)10GB(有料)

ざっと「2.1TB」

スゴイというかやり過ぎな時代になりました。維持費に年間大凡11万円ほどかかっていますが、その金額でMicrosoftのOfficeアプリケーションを5台までのMacやPCにインストールできたり、Adobeのクリエイティブアプリケーションが使いたい放題というところまで含めれば決して高くもなく、何より地球上どこに居ても自分のデータへアクセス出来る環境が手に入ると云うことならば安い投資だと思いたい。

さて本題です。

有り余るクラウドストレージの容量を効率的に使う方法として、今回は自宅のNASのデータを直接バックアップさせることを企んでみます。

自宅で利用しているNASQNAP TS251(以下TS251)です。

2TBx2でRAID1を構成して2TBの容量で運用しています。中に保存してあるデータはCDをリッピングした音楽データとアプリケーションのインストールディスクをデータ化したDMGやISOのファイル類が主でおおよそ300〜400GBぐらいです。

在宅でPCのセッティング作業を行っているときはネットワーク経由でTS251からDMGファイルをコピーしてくると速いのでいちいちDVDやポータブルディスクは使用しません。

で、そういうファイルをクラウドにアップしておけばバックアップもそうですが、外出先で急にファイルが必要になったときも安心です。

使うのはQNAPから提供されている「Hybrid Backup Sync Beta」。Beta版となっていますがきちんと使えます。

先ほどからバックアップという言い方をしていますが、クラウドサービスをバックアップ対象に選ぶには「同期ジョブ」という方法を選びます。

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現状では

Amazon Cloud Drive

Microsoft One Drive

Dropbox

Google Drive

・box.net

・Yandex Drive(?知らない)

が利用できます。今回はもっとも利用契約の多いDropboxをチョイス。「同期ジョブの作成」をクリックします。

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次の画面で「一方向同期」と「双方向同期」が選べます。バックアップだけが目的であれば「一方向」で十分ですが、「双方向」を利用すると出先からDropbox経由でTS251へファイルを追加することが出来るので今回は「双方向同期」を選択してから「クラウドと同期」をクリックします。

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利用可能なクラウドサービスが表示されます。この時予めそれぞれのクラウドサービスの同期ソフトがインストールされているとアイコンをタップしただけで上のリストにアカウントが表示されるようです。表示されたアカウントを選択してから右したの「次へ」をクリックします

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「ソースフォルダ」と「宛先フォルダ」をそれぞれ選択します。今回は「ソースフォルダ」にTS251の中に作成した「APP_IMAGEDISC」 フォルダ、「宛先フォルダ」にはDropbox内に予め作った「3.アプリディスクイメージ」フォルダを選んで追加します。

左下の「詳細設定」ではスケジュールを設定できます。

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 今回は「連続」を選んで「適用」します。

設定が完了すると「クラウドジョブ」のリストにタスクとして表示されます。

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 これで最終的にはDropboxの同期アプリを使用しているMacやPCの全てでTS251の中のDMGやISOファイルを参照できるようになりますが、それぞれの内部ストレージの容量によっては同期させると容量不足を引き起こすことになります。

その場合はDropboxのメニューの「設定」(右下の歯車アイコン)→「基本設定」→「アカウント」から「選択型同期」の設定を変更して該当するフォルダの同期を停止しておきましょう。(チェックを外す)

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同期を取っていなくとも、WEBからアクセスすればデータをダウンロードして利用できます。 

以上の方法で、NAS(QNAP TS251)のバックアップを行うのと同時に外部からデータを活用する仕組みを作ってみました。

昨今地震や台風、洪水などで家や事務所が直接被害を受けることも多いので複数の拠点でバックアップできる仕組みは考えておくのがベストかなと思う次第です。

 

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