机上向学 -GAKIRA.NET-

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日々之防災 〜もしもの時のデザイン〜「災害時に役に立つ物や心のデザイン展」を見てきました

高知県広島県の豪雨に伴う災害に被災された方々にお見舞い申し上げます。

これから台風のシーズンを迎える事を考えると、次は我が身と我が街ではと身構えてしまうこの頃です。

 そんな折、飯田橋印刷博物館で「災害時に役に立つ物や心のデザイン展」が開催されているということで覗いてきました。

もしもの時のデザイン | JPDA

JPDAさん(日本パッケージングデザイン協会)の主催ですね。知っている方々が多数参加されているのでそのツテです。

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11月24日までやっているので、是非見に行ってみてください。入場料は無料です。

災害時というのは「非日常」の世界です。

ありきたりの形状や表示では慌てている人達には伝わりにくい大事なこと、混乱しているが故に分かりやすい物、埋もれてしまいそうなものを見いだせるデザイン、とても大事だと思います。

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JPDAニ参加されている各界のデザイナーの方々が知恵を振り絞って考えたアイテムが多数展示されています。同時にすでに販売されている「もしもの時の非常食」、デザイン性豊かな「もしもの時のGOOD DESIGN セレクション」、そして「災害時に役立つ豆知識」も展示されているの一緒にどうぞ。

そんな中をうろうろと見て回って、「これは実際に製品化してみた方がいいのでは?」と思ったモノがいくつか。

・エマージェンシーバッグ 〜 普段は手提げ袋。災害が起きたときはひっくり返して防災ずきんになる手提げ袋。鞄の中にエコバッグを入れてるぐらいなら、これを入れておいても良いんじゃない。

・ぬく衣 〜 ちょっと笑った。幸いにも自分が試すことはないけれど、新聞紙をまるめてシャツの中に詰め込むと本当に暖かいらしい(笑)

・kami皿 〜 これはすごいアイデアだと思う。強度とか耐水性とかあるけど、紙皿をたくさん用意したりするのは結構かさばって保存場所に困るし、ザックの中にも入れては置けない。これだったらサランラップ一本のサイズ。

・SUSHI(SOSHI) 〜 これはカロリーメイトの「和食」版?発想はすごく面白かった。

・乾物とフリーズドライ 〜 金沢でよく売れている土産物で「宝の麩」というのがあります。乾燥した麩の型にお湯を注ぐと手まり麩の浮いた色鮮やかなお吸い物になります。私はお湯を沸かすことが出来るなら災害食としてはスープなど具だくさんの汁物が一番だと思っているのでこれはいいです。

金沢 加賀麩不室屋 ふやき御汁 宝の麩

・iFlavor 〜 いいですね。非常時の調味料セット。せっかく野菜や肉が手に入っても調味料がないとなかなか人間は食が進まないと思います。

・かんぱんかるた 〜 これもいいですね。非常時の遊び心は大切なのかもしれません。

・Call Key 〜 なにげに普段手放さない物の筆頭が「鍵」かもしれない。これと防災用品の組み合わせはとてもありです。

それからペットと一緒のことを考えたデザインも多く展示されていました。ペットも家族の一人と思えば、そう、当たり前ですよね。

 

写真は撮れませんでしたが(特に撮影不可とは書いてなかったのですが、なんとなくはばかられる雰囲気を醸し出すのは博物館故でしょうか)、是非一度見に行くことをお薦めします。

なんと言っても今月は防災の日を含む月。

手元に防災用品を揃えるにも、無味乾燥なデザインの乾パンの缶詰や真っ白なヘルメットよりもデザイン性のあるものを取りそろえた方が楽しいと思います。

で、帰り際に博物館のショップで今回の展示内容の書籍と印刷博物館オリジナルの「グーテンベルクの42行聖書」をあしらったコースターを勢いで購入。

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ページをめくっているだけでも楽しめます。

 

もしもの時のデザイン 災害時に役に立つ物や心のデザイン―100人のデザイナーがつくる

 

 

 

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