机上向学 -GAKIRA.NET-

ガジェット好きな筆者のPC・クラウド・アウトドア・防災に関する事を書いてみる、そんなブログです。

サンワサプライ リンクケーブル KB-USB-LINK3Mを試してみた

WEBで見かけたリンクケーブルを衝動的に Amazonへ注文!
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早速届いた製品を試してみました。
KB-USB-LINK3M【ドラッグ&ドロップ対応USB2.0リンクケーブル(Mac/Windows対応)】Mac/Windowsに対応した2台のパソコン間をドラッグ&ドロップの直感操作でファイル転送ができる簡単便利なUSB2.0リンクケーブル。 - サンワサプライ株式会社

製品の特徴としては
1)USBポートをこのケーブルで接続するだけで2台のPC間でキーボード、マウスの共有が出来る
2)2台のPC間のファイルの移動がドラッグ&ドロップで可能
3)文章などのコピペが2台のPC間で出来る
4)Win同士、Mac同士だけでなく、WinとMacで共有できる
というもの。

オフィスでMacBookAir(以下MBA)とWindows7(MacminiをBootCampでWin化 以下Win)を使っている自分には好都合と言うことで
早速つなげてみた。
当方のオフィスの環境では21.5inch液晶ディスプレイ(DVI→MacBookAir、VGA→Macmini)を切り替えて使用し、
アップルのテンキーレスキーボードとWin用のキーボードをそれぞれ付けて使用している。
マウスはそれぞれワイアレスマウスを使用。
まずはMBAにリンクケーブルを接続する。
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デスクトップにCDROMのアイコンが表示されるので、中にはMacとWin用のドライバーがそれぞれ入っています。
当方のMBAはOSX10.8のため、サンワサプライのHPから対応するドライバーをDLする必要があるようです。
ソフト(ドライバ)ダウンロード - サンワサプライ株式会社
アップデート手順がきちんと書かれていますのでこの通りに進めます(良心的です)

アップデートを終了したら反対のケーブルをWinへ挿し、ポートの関係でWin側へアップルのキーボードを接続。
マウスはそのキーボードに受信機を付けた状態で組みました。
ちなみに使用しているマウスはこれ→Microsoft Hardware - マウス - Microsoft Arc Mouse

で、拍子抜けするぐらいあっさりと接続終了!
MBAのデスクトップにあったファイルをドラッグしていくとそのままWin側へファイルが移動=コピーされます。
Winのテキストエディターで打ち込んだテキストはSmartDataLinkの機能を通じてクリップボードへ転送され、そのままMBAのメールへ
貼り付けることが出来ます。

製品として2台のPC=2台のディスプレイがあることを想定した作りのためか、当方のように1台のディスプレイを切り替えて使用していると
マウスカーソルがどこに行っているのか分からなくなってしまうと言う基本的な難点がまず発生しました。
そこはWin側のSmartDataLinkの設定(基本的に詳細な設定はWin側で行わなくてはいけないようです)で「キーボードとマウスの切替設定」を使用して調整します。
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通常「マウスカーソルでPC間移動」の設定になっていますが、それを「マウスの中央ボタンで切り替え」に変更します。
画面を切り替えてからスクロールホイール部分をワンクリックすると操作が切り替わります。
ファイルのドラッグドロップ移動が出来なくなりますが、カーソルを探すストレスにくらべればいい感じです。ファイルの移動は右クリックで
「〜をコピー」を選んでも実行できることを確認できました。

なかなかよく出来た製品だったのですが困ったことが。
キーボードの操作です。通常OSXで日本語と英語の切替は「かな」「英数」キーで見たままに切替が出来ます。
ところが今回のレイアウトで接続されたアップルキーボードではなぜか切替が出来なくなり、昔懐かしい「コマンドキー+スペースキー」でしか切替が効きませんでした。さすがにここ何年も「かな」「英数」で慣れてきた身として古いキー操作はなかなかストレスが溜まるのでキーボードをMBA側へ繋いでみるとキーボードの操作状態は元に戻りました。
すると今度はWinがわで旨くキーボードからの操作ができないという不具合が発生。もともとBootCampドライバーを入れてアップルのキーボードをむりやり認識させていた状態だったので無理もないかと思いつつ、別のキーボードのドライバーで試してみようかと画策中。それはまた今度。
次ぎにマウスカーソルのスピードは接続しているPC側のコントローラーで制御されるようで、接続していない側はマウスの設定で調整が必要です。今回Winに繋いでいたときはスピードもさることながら、Win特有のマウスのカクカク感まで受け継いでしまいやや残念感が沸いてきます。
これも結果としてMBA側へ繋ぐことで解消しました。Win側でもマウスは快適に動いています。
もう一点。MBA側へキーボードとマウスを繋いだためか、ホイールをクリックして切り替える設定がややタイムラグを持つようになりました。
切り替わるまでにもたつくのですが、そうそう頻繁に切り替えるようなことはないのでこれは無視すればいいところかもしれません。
とにかくモニター切替機とセットになった妙な共有ケーブルよりも断然お得感があります。

この手のガジェットは外れをひくことが多かったのですがこれはお薦めしても良さそうです。