macOS 10.13 - High Sierra システム環境設定「Spotlight」
「システム環境設定」→「Spotlight」
macOS(OSX)で検索を行う際の基本的な設定になります。
カテゴリを選択しておくことで検索結果に反映します。検索に表示して欲しくない、例えば仕事で使っていてiTunes内の音楽データの楽曲名などにうっかりヒットしないように「ミュージック」の項目を切っておく等の設定が考えられます。
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「調べるでSpotlightの検索候補を許可」
ちょっと分かりづらい設定なのですが、
1)WEBに表示される単語を指定して「Control+クリック」または「右クリック」でコンテクストメニューを表示させると「〜を調べる」(または「〜を検索する」)という項目が表示されます。ここで「調べる」(または「検索する」)にSpotlightで検索された候補を表示するか否か、ということらしいのです。
チェックを外して「Safari」上で「日銀」を「調べる」と
チェックを入れて同じく「調べる」と、
ウィンドウ下部に「辞書」や「Siriの知識」、「マップ」などが追加されます。「Siriの知識ではWikipedia経由の日銀の情報が追加され、「マップ」では日銀の地図がまんま表示されます。
例えば自分のPC内のドキュメント上で「日銀」というワードを使ったものが検索されてくるかというと、今のところそういう結果は出ていません。
アップルの「Spotlightの検索候補」に対する説明を読むと、
「Siri はユーザがどのようにデバイスを使用しているかを分析し、提案する候補をパーソナライズして検索精度を向上させます」
とあるので、「Siri」が大きく影響をしていると考えられます。また、
提案する候補および検索結果の関連性を高めるために、ユーザに関連付けられていない一部の情報が Apple に送信されます
ともあるので検索したパーソナル情報がアップル側へ流れることを気にするならば、チェックを外しておいた方が良いとも言えます。
画面の下に「検索とプライバシーについて」があるので、一読してください。
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プライバシータブに切り替えると「Spotlight」の検索から除外する「フォルダ」・「ディスク」を指定できます。
検索の性質上、検索できない場所を登録しすぎるとその有効性が低下しますのでご注意ください。
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・Spotlightの検索結果が表示されなくなったときの対処方法:1
Macを使用していて検索した際に検索結果が全く表示されない、あるいはどう考えても検索数が足りないと思われるときがままあります。
この場合、考えられる原因としてSpotlightのインデックス(索引)が壊れた可能性があります。以下はその対処方法になります。
1)「システム環境設定」→「Spotlight」を開きます
2)「プライバシー」タブに切り替えます
3)デスクトップ上のハードディスクアイコンをそのままリスト上にドラッグドロップします
4)警告が表示されますがひとまず無視して登録し、一度閉じます
5)再び「Spotlight」を開いて、「プライバシー」からハードディスクを選択し、リストから削除すると
インデックスの再構築が行われます
・Spotlightの検索結果が表示されなくなったときの対処方法:2
上記方法で解決されない場合は「ターミナル」を使用して強制的にインデックスを再構築させます。
1)「アプリケーション」フォルダ→「ユーティリティ」フォルダ→「ターミナル」を起動します
2)ターミナルに以下のように入力してエンターキーを押します
sudo mdutil -E / ※「/」の前に半角スペースが入ります
パスワードを要求されるので管理者のパスワードを入力します
3)以下のようにSpotligh上で再構築を示すメッセージが出れば成功です
以上
macOS 10.13 - High Sierra システム環境設定「セキュリティーとプライバシー」
「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」
macOS(OSX)非常に重要な機能の設定を行うパネルになります。そのため、この環境設定には通常ロックがかかっています。変更するには左下の鍵アイコンをクリックしてロックを解除しましょう。
「一般」タブ
主にパスワードとパスワードを必要とする動作・操作に関する設定を行います。
通常パスワードの変更は「ユーザーとグループ」のパネルで行いますが、ここでも変更が出来ます。
・スリープとスクリーンセーバの解除にパスワードを要求
スリープあるいはスクリーンセーバ始動後xx分後にパスワードを要求するのかを設定します。守秘性の高いデータを扱っているですとか、そのMacの使用理由により決められるべき事かと思います。
「すぐに」〜「8時間後」まで設定できます。
・画面がロックされているときにメッセージを表示
ここで設定するメッセージは以下のように表示されます。非常にささやかな表示のされ方で最初気がつかなかったほどです。
もう少しウェイトの大きなフォントで表示されれば気の利いたメッセージを書き残そうかと思えるのではないでしょうか
・自動ログインを使用不可にする
文字通り自動ログインを使用不能にする設定です。この設定も「ユーザーとグループ」で設定できます。
・Apple WatchでこのMacのロックを解除できるようにする
スリープ解除にパスワード(あるいはTouchIDを使用して指紋認証による解除)を使用せず、Apple Watchを使用して解除できるようにする設定です。
起動・再起動の直後のログインでは必ず直接パスワード入力が必要になります。
この機能を利用できる条件については以下のリンクを参照して下さい。
Mac、iPhone、iPad、iPod touch、Apple Watch で連係機能を使用するためのシステム条件 - Apple サポート
また実際の設定に関しては同じく以下のリンクを参照して下さい。
Apple Watch で Mac のロックを自動解除する方法 - Apple サポート
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・ダウンロードしたアプリケーションの実行許可:
macOSにWebなどで購入したサードパーティ製のアプリケーションをインストールしようとした際に、そのアプリケーションの起動を許可するか否かを設定します。
通常はこのような表示なっていて、「App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可」となっています。「確認済み」というのは概ね大手企業の製品、アドビやマイクロソフト、モリサワ製品などはこの状態でも何を気にするでもなくインストールが可能だと思います。
ではそれ以外の、例えばインテリジェントスイッチの管理ユーティリティなどというニッチなアプリをインストールしようとするとどうなるか。
※テストのため設定を一度「App Store(のみ)」に変更しておきます。
試しにNETGEARから「Switch Discovery Tool」をインストールします。ドラッグドロップでアプリケーションフォルダへ入れるだけですのでインストールは出来ますが、起動しようとすると、
となって、起動させられません。この状態で該当する部分を再度確認すると
下部に「〜は開発元を確認できないため、開けませんでした」と表示されます。その右に「このまま開く」とあるのでここをクリックします。
再度該当するアプリケーションを起動させると、
今度は「〜を開くと、このMacでこのMacのアプリケーション実行が常に許可されます」とメッセージが変化しますので、こんまま開くとようやく使用可能な状態になります。
「昔の方がこんな面倒はなかった!」と叫ぶ方の気持ちも良く分かります。1つ前のmacOS Sierraからこの仕様になりました。以前は何も考えずに即実行!だったのですが、これもセキュリティの一環と考えれば受け入れるべき話しです。
それでも元の「すべてのアプリケーションを許可」の項目が欲しい方には次の方法で再度メニューを表示させることが出来ます。結果は自己責任でお願いします。
1)ターミナルを起動
2)「sudo spctl --master-disable」と入力
3)管理者パスワードを打ち込む
以上で利用可能になります。
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・FileVault
起動ディスク上にある情報を安全に暗号化し、機密情報を保護する機能です。
赤字で「警告」と書かれているところになかなか恐ろしい話しがあります。
暗号化のメリットは表記の通り、セキュリティの向上(情報漏洩のリスク軽減)なのですが、使用上のデメリットを挙げておくと、
・読み込み・書き込み時に常に暗号化or解除をしているので動作が遅くなる
・暗号化されたディスクからはデータのサルベージが出来ない
・万が一ユーザーのログインパスワードを忘れてしまい、且つ別途設定した復旧パスワードをなくしてしまうとアップルでもデータリカバリーは出来ません。
ポイントはメーカー頼みも出来ないという所です。利用する際はよくよく考えてからにして下さい。
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macOS(OSX)には標準でファイアウォールが実装されていますが、システムが初期状態にあるときは、「挙動が怪しいソフト」が存在しないため、この機能は「オフ」の状態になっています。必要に応じて「オン」にします。
「ファイアウォールオプション」をクリックすると設定をカスタマイズ出来ます。
・「外部からの接続を全てブロック」をチェックすると「ファイル共有」「画面共有」などすべての共有系のサービスをブロックします。
特定のサービスの共有のみを「許可」あるいは「ブロック」したい場合は、下記のリストにアプリケーションを登録した上で個別に設定を行います。
・「内蔵ソフトウェアが外部からの接続を受け入れるのを自動的に許可」にチェックが入っている状態では「有効な署名」が行われているサービスやアプリケーションからの変更や登録は自動化されます。
例えば「iTunes.app」はアップルにより有効な署名を得たアプリケーションのため自動的に許可されます。
・「ダウンロードされた署名付きソフトウェアが〜」については上記と同じと理解すれば良いと思います。
もともとインストールされているアプリケーションやサービスと後からダウンロードしてきたアプリケーションの違いと云うことだと解釈しています。
・「ステルスモードを有効にする」は外部からMacの存在を確認しようとする行為、例えば「PING」等の行為に対して応答しないようにする機能です。
macOS Sierra: ファイアウォールを使って不要な接続をブロックする
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・プライバシー
インストールされたアプリケーションがユーザーの個別の情報にアクセスする権限を与えるか否かについて設定できます。「位置情報サービス」「連絡先」「カレンダー」「リマインダー」「写真」「アクセシビリティ」「解析」があります。
新しいアプリケーションをインストールした後など、不要なアクセスがないかどうか確認するのも良いと思います。
以上
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身につける道具を選び抜く mont-bellのミニジップワレットは意外と収納力が高い財布である
「身につける道具を選び抜く」なんて格好良いことをいってみたのですが、要するに
「夏場はジャケットやコートは着れないし、収容力はたかがしれてるから、持ち物を絞ってみましょう」
ということ。
で実際今どういう状況下というと、
・財布兼パスケース「mont-bell ミニジップワレット」
・キーチェーン(ツール付き)
・Apple Watch 2 Nike-Model
の以上4つだけ(強いていえばハンカチか)
チノパンの左右前後ろのポケットで考えればこれが限界。
遡ると約10年前独立起業した頃は、
・ガラケー、長財布、定期入兼名刺入れ、キーチェーン、Apple iPodTouch
やがて時が過ぎて昨年の夏頃は
・ガラケー、iPhone 6S、長財布、定期入兼名刺入れ、キーチェーン
という装備。
携帯とiPhoneの2台持ちは面倒くさくなり、上着がなくなると長財布の扱いに困り、それでも当時はトートバッグだったので、マガジンポケットがオプションポケット化していて長財布もそこへポイ!と入れておけばそれで済んだ。
状況が変わったのは、トートバッグを右側ばかり掛けていたため慢性化した肩痛と姿勢が悪いせいの腰痛を緩和するために、持ち物改革!としてリュックタイプのカバンに変えたこと。
肩痛と腰痛が今ほとんどありません、いや姿勢って大事!
しかしそのせいで「ポイ!」と入れられるスペースが消失。
それでも上着があるウチは良かったのだけど、夏の暑さに上着を脱ぎ捨てたら、さぁ大変。財布を出すのも入れるのも、iPhone出すのも入れるのも、定期を出すのも入れるのも、なんかストレス。。。。
そこで持ち物改革第2弾!!
ガラケーをiPhoneと遂に統合。家族が続々とこの春にiPhoneデビューしたのでパケットのことを考えると統一した方が得だったって事もあるけど、もともと持っていたApple Watchも真価を発揮し始めて大成功。
ガラケーさん、今までありがとう。
そして持ち物改革第3弾!!!
財布を変える。
社会人になって約26年、頑なに長財布派だったのだけど思い切って財布と定期入れを1つにする、そしてよりコンパクトにする、の2つの目標を持って選んだのがこれ。
モンベル(mont-bell) ミニジップワレット #1123770 カラー: ブラック(BK)
大きさはジャスト手のひらサイズ。後ろのポケットに入れても大きく出っ張ったりする事はありません。両面に型紙が入ってるので型崩れもしません。
(そのせいでむしろ小銭がある程度以上入れるとジッパーの締まりが悪くなりますが)
カード類は頑張れば6枚入ります。取り出しを考えると4枚に絞り込んでみました。
・View SUICAカード
・オフィスの入館カード
・SAISONカード
・ヨドバシGOLDカード
これらの隙間に地元のスーパーのポイントカードを滑り込ませているのは内緒。
これらを入れて小銭やお札を入れるとこんな感じに。
ジッパーを開くと大きく開口するので取り出しやすく、開きすぎない為中身がこぼれることもありません。SUICAは一番外側に入れておけば改札で間違いなく反応します。
更にこの中に免許証も入れておけば完璧とも言えるのですが、さすがに全部入りだと落としたときが怖いので自重。
ここから漏れてしまった、免許証、利用頻度の低い銀行・クレジットカードやポイントカード、もう少し高額のお札は別のワレットにまとめてバッグのポケットへ。
そもそも利用頻度が低いのでいちいち取り出すことはほとんどないのでこれでOK。
この「iPhoneへ一本化」、そして「財布を変える」、の2つを実行する過程でいろいろなカード類や電子マネーの整理一本化も行ってものすごくすっきりしたことをここにご報告します。
すっきりした話しはまた次回で。
macOS 10.13 - High Sierra システム環境設定「言語と地域」
「システム環境設定」→「言語と地域」
「言語と地域」は地味ですが作業環境を整える上では非常に重要な設定になります。ここの設定一つでメニューバーの表記言語や、標準的な時間、日時、距離・通貨の単位の変更が出来ます。
・優先する言語
システムのセットアップ直後には、「日本語」と「英語」の2つが設定されています。このリストの寄り上位にある言語がシステムの使用する基本の言語として採用されます。
それぞれの項目にマウスオーバーすると手のひらアイコンに変化するので、その状態でクリック&ドラッグすると並びの順序を変更できます。
変更後、Macを再起動すると最上位の言語で表示されるようになります。
macOS(またはOSX)はもともと多言語対応しています。購入した国の言語でセットアップされるのが普通です。以下のリンクでこの説明が補足されているので参考にして下さい。
・地域、週の始まりの曜日、暦法、時刻の書式、温度、リストでの表示順序
「優先する言語」で設定した言語にそうした地域の設定がすでに標準で入っているのであまりいじることはありません。
好みでいじるのは、
・週の始まりの曜日(カレンダーなどの表記に影響します)
・時刻の書式(12時間か24時間か)
あたりでしょうか。
また、「リストでの表示順序」はFinder上で名前に基づいて項目を並べ替えるときに使用される順序となっています。少なくとも「日本語」としてあれば想定外の並び方をする事はないので安心して下さい。
・キーボード環境設定
ここをクリックすると別途解説する「キーボード」設定へ移動します。
・詳細
「一般」・「日付」・「時刻」についてより詳細な設定が可能です。
変更した際にどのように表示されるかの例が下部に表示されるので確認しながら設定しましょう。
「一般」
「日付」
「時刻」
全体的にあまりいじることはありません。
突然システムの表示が英語化してしまったなどのトラブルに見舞われた場合は確認する必要がある設定となります。
macOS 10.13 - High Sierra システム環境設定「Mission Control」
「システム環境設定」→「Mission Control」
Mission Controlは「Space」の機能を利用している場合、使いこなせると非常に便利な機能の一つかと思います。ここでは「Mission Control」の説明の前に「Space」の説明を行います。
Spaceとは、Macでの作業を行うデスクトップを指します。このデスクトップは作業に合わせて複数作成する事が出来ます。(文章中では「スペース」とカタカナ表記にします)
・スペースを追加する
キーボード「Cnotrol+方向キー上」または「F3キー」をクリックするとMission Controlが表示され、画面上部に操作スペース全体が表示されます。初期は目の前のデスクトップの分が1つ表示されているだけです。
左側の四角部分が作成された操作スペース、右側の丸に囲まれた「+」をクリックすると操作スペースが更に追加されます。
・スペースを切り替える
スペースを切り替えるには以下の3つの方法があります
1)キーボード「Control+方向キーの左右」をクリックして隣のスペースへ移動
2)キーボード「Cnotrol+方向キー上」または「F3キー」をクリックして、表示された操作スペースをクリックします。
3)MacbookまたはMagicパッドがあれば、3本指(または4本指)で左右にスワイプして切り替える
これで各ウィンドウで、例えば1にPhotoshop、2にメールソフト、3にIllustratorを開けば操作スペースを切り替えてそれぞれを集中して作業できます。
・Spaceの順番を入れ替える
それぞれの操作スペースの移動は通常右から左(あるいはその逆)の順番に行われます。3つ以上のスペースを作ると作業上移動するスペース同士が隣合っていた方が良い場合があります。
1)キーボード「Cnotrol+方向キー上」または「F3キー」をクリックして、操作スペース全体を表示します。
2)移動させたいスペースをプレスし、そのままドラッグして任意の場所へ移動させます。
・各操作スペース上のウィンドウを別のスペースへ移動する
操作しているウィンドウをある程度まとめたいと思うことはあります。以下はその方法
1)移動させたいウィンドウをドラッグして左右の端へ移動します。しばらく待っていると隣の操作スペースへ移動します
2)移動させたいウィンドウのタイトルバー上にマウスオーバーします。その状態でプレス(マウスをクリックしたままの状態)しながら、キーボード「Control+方向キーの左右」をクリックすると隣の操作スペースへ移動します。
注:これは知っていても指の動作が難しいと思います。。。アップルさんどうなの?
3)キーボード「Cnotrol+方向キー上」または「F3キー」をクリックして、表示された操作スペース上に任意のウィンドウをドラッグします
・特定のアプリケーションを決まった操作スペースで開くように設定する
アプリを起動したらPhotoshopは必ず1へ、メールソフトは2へ、という風にする事が出来ます。
1)設定したい操作スペースへ予め移動します。
2)アプリを起動します。
3)起動したアプリのDock内のアイコンを長押しします。すると下記の様なメニューが表示されます。
「割り当て先」の「このデスクトップ」を選択すれば、そのアプリは必ず特定の操作スペースで開きます。また「なし」を選ぶとその時開いていた操作スペースで開き、「すべての〜」とするとすべてのスペースで開いた状態になります。Lineなどの通知系やスティッキーズなどのちょっとしたメモ系のアプリは「すべての〜」にしておくと良いかもしれません。
・操作スペースの削除
キーボード「Cnotrol+方向キー上」または「F3キー」をクリックして、表示された操作スペース上にマウスオーバーすると、左肩に「×」のアイコンが表示されるので、それをクリックすると削除されます。もちろんアプリやデータが削除されることはありません。
・操作スペースを区別する
操作Spaceを活用し出すと、今どのスペースで作業しているのか分からなくなる時があります。もちろん操作スペースの割り当てから判断することも出来ますが、この時デスクトップの背景をそれぞれ変更しておくことで視覚的に区別することが出来ます。
方法は変更したい操作スペース上でシステム環境設定から「デスクトップとスクリーンセーバ」を起動して変更するだけです。
Space(操作Space)の説明は以上です。上記を踏まえて改めて「Mission Control」を説明します。
「Mission Control」と呼び出すと画面はおおよそこのように表示されます。
(「Mission Control」の呼び出しはキーボード「Cnotrol+方向キー上」または「F3キー」をクリック)
画面上部には先に説明した「Space」が表示され、下の画面ではこの時点で開かれているFinderや各アプリケーションの画面が個別に表示されます。複数のアプリを起動して作業していると、目的のウィンドウにたどり着くために開いているウィンドウをかき分ける行為が必要になりますが、その苦労を取り除いてくれるのが
「Mission Control」だ!
と憶えておきましょう。
それぞれの設定について
「最新の使用状況に基づいて、操作スペースを自動的に並べ替える」
Spaceの機能を使わなければ全く考慮しなくて良い設定です。
以下「Macヘルプ」より抜粋
Spaceを使用して複数の操作スペースを作成している場合に、最後に使用した操作スペースにすばやくアクセス出来ます。
要するにMacをシャットダウンする際に、一番最後まで使用していた操作スペースを記憶しており、次ぎに起動した際にそのスペースを真っ先に開いてくれる機能のようです。当方で少しテストをしてみましたが、間違いなく実感できるのは再起動またはシャットダウンからの起動時の表示でした。
「アプリケーションの切り替えで、アプリケーションのウィンドウが開いている操作スペースへ移動」
「アプリケーションの切り替え」は、1)Dockのアイコンをクリックする、2)「Command+tabキー」で今現在使用しているアプリケーションを移動する機能ですが、このチェックを外すと別の操作スペースで起動しているアプリの画面に移動することが出来なくなります。Spaceを使用している場合は必須の機能です。
「ウィンドウをアプリケーションごとにグループ化」
この機能はSpaceとは無関係です。デフォルトではチェックされていません。この機能が有効なときとそうでないときの違いは、
無効(チェックが入っていない)だと、
有効にすると、
お分かりでしょうか。有効にするとバラバラだったFinderとNumbersのウィンドウがひとまとまりになって表示されるようになります。個々のウィンドウにマウスオーバーすると青い枠で選択されるので個別のウィンドウを選択してクリックすると、そのウィンドウが最前面に表示されるのは、機能が有効でも無効でも変わりありません。
あまりにもウィンドウを開きすぎて、どのウィンドウがどのアプリかも分からないくらい小さく表示されるようならば、この機能を有効にするのが良いかもしれません。
「ディスプレイごとに個別の操作スペース」
外部ディスプレイを接続した際に自動的に操作スペースが1つ追加されます。ミラーリングで接続した場合には作られない(Mission Control自体が機能しない?)ようです。
普段外部ディスプレイを接続して作業することが多いユーザーでしたら、接続時にはメールアプリなど補助的なアプリがそちらで開くように設定しておいても良いかもしれません。
写真は分かりづらいですが、デスクトップ1〜3は外部ディスプレイ、4〜5はMacBookPro上で開かれていることを示しています。
OSXが普及してきた頃からウィジェットを登録できる機能として知られています。
(今はどうなんでしょう、積極的に使っている方がいるんでしょうか)
これはDashboardの表示方法を変更する機能です。
「オフ」→Dashboardを使用停止します
「操作スペースとして表示」→Dashboardを操作スペースの一つとして追加します
「オーバーレイ表示」→作業中の画面上にオーバーレイ表示します。
使い勝手は「オーバーレイ表示」が一番良いと思います。どれだけ使うかは別として。
Dashboardで利用可能なウィジェットは細々と提供されています。興味がある方は以下のリンクからどうぞ。
ダウンロード - Dashboard ウィジェット - Apple(日本)
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「キーボードとマウスのショートカット」
それぞれの機能を効率よく呼び出すためのショートカット設定です。
キーボードだけでなくマウス操作とも連携して設定できるので、お好みでどうぞ。
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「ホットコーナー」
同じく機能を効率よく呼び出すための設定です。お好みでどうぞ。
以上
macOS 10.13 - High Sierra システム環境設定「Dock」
「システム環境設定」→「Dock」
Dockの詳細説明の前に良く発生するトラブルについて。
「ドックからフォトショップが消えちゃいました!」というお問い合わせを良く頂きます。
Dockに登録されているアイコンはすべて「エイリアス」になります。
例えそこから消えても本体のアプリやデータ、サーバは
消えません!
焦らずにオリジナルのファイルを探して登録し直しましょう。
以前はふと動かした瞬間にアイコンが消えてしまったのですが、ここ数世代のmacOS(OSX)ではDockから一定の距離・一定の時間離さなければ消えなくなりました。
「Dock」の説明に入ります
「サイズ」と「拡大」
サイズはDock内で表示されるアイコンの大きさを変更します。登録しているアイコンの数が多くなればなるほど自動的に「小」になっていきます。
「拡大」にチェックを入れるとマウスオーバーした際にアイコンが拡大表示されるようになります。Dockの表示が小さい場合は必須の機能になります
「画面上の位置」
Dockは通常下方に位置しますが、画面左右に移動することも出来ます。
「ウィンドウをしまうときのエフェクト」
遊びの要素が大きいな機能です。好みで設定してください
「書類を開くときはタブで開く」
この機能は直接はDockと関係しません。書類を開く際に「タブ」に対応しているアプリについてその開き方を設定するものです。(なんでここにあるんだろう?)
「フルスクリーン時のみ」の設定が合理的です。
「ウィンドウタイトルバーのダブルクリックで〜」
機能のON/OFFと「しまう」と「拡大/縮小」を変更できます。「拡大/縮小」は機能が被るものもあるため、「しまう」の設定がお薦めです。この機能も「なんでここなんだろう?」という気がします。
「ウィンドウをアプリケーションアイコンにしまう」
たくさんのウィンドウを開いていて、それらを必要に応じて最小化したときに何処へ格納するかということですが、標準ではDockの右側の領域に格納しますが、このチェックを入れると該当するアプリケーションアイコン内に格納するようになります。いたずらにDockを埋め尽くす事が無いようにするためには、この機能を使うのが良さそうです。アプリケーションアイコン内に格納されたウィンドウは以下のようにアイコンを右クリックすると表示され、選択して該当するウィンドウを開くことができます。
「起動中のアプリケーションをアニメーションで表示」
アプリケーションが起動するまでユックリと弾むような動きをします。それだけです。
「Dockを自動的に表示/非表示」
小さな画面のMacbook等を利用している場合は、ウィンドウの表示領域を増やすために活用するのが良いようです。iMacやより大きな画面を外部接続で使う場合にはそれほど気にしなくても良いと思います。
「起動済みアプリケーションにインジケータを表示」
起動しているアプリケーションの下部に小さな黒いドットを表示します。起動中のアプリケーションを確認するなどの必要性があれば利用したい機能です。
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Dockの機能について補足します。その1
Dockは管理するものによって二つのエリアで構成されます。OSセットアップ直後の状態では右寄りの部分に細い縦の線が引かれています。この線から向かって左側がアプリケーションを登録するエリア。向かって右側が「フォルダ」「ディスク」「サーバ」「ファイル」「ブックマーク」を登録しておけるほか、アプリの「ウィンドウ」を一時的に格納しておく場所としても使用します。
それぞれのショートカットとして機能しますので便利です。
また登録してあるもののステータスを間接的に確認することも出来ます。例えばそれぞれのアイコンに「?」マークが表示されている場合は、それらのオリジナルが何らかの理由で見つからないことを示します。
フォルダやファイルの場合はオリジナルが誤って消去されている可能性があります。
ディスクは電源が入っていないか、ケーブルが外れている、あるいは機械的に異常を起こしている可能性も無視できません。
サーバの場合(あるいはネットワークストレージなど)は、Macが適当なネットワークに繋がっていないなどの場合もあります。
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Dockの機能について補足します。その2
Dockに登録した「ディスク」「フォルダ」を右クリックすると表示メニューの変更が出来るようになります
「内容の表示形式」→「ファン」「グリッド」「リスト」とあります。「ディスク」や「フォルダ」を普通にクリックするとFinderとして開く前に内容を表示します。
その時の形式の選択になります。通常は「自動」になっていて内容のファイルやフォルダが少ない場合(ファイルが2〜3個しか入っていない)は「ファン」、その数が多くなると「グリッド」または「リスト」になります。「ファン」見た目が面白いですが、使いにくいです。サムネイルアイコンの表示を目安にファイル管理したい場合は「グリッド」が良いかもしれません。
macOS 10.13 - High Sierra システム環境設定「デスクトップとスクリーンセーバ」
「システム環境設定」→「デスクトップとスクリーンセーバ」
上記タブで「デスクトップ」と「スクリーンセーバ」を切り替えます。
「デスクトップ」
上段に画像のプレビューと選択されたファイル名が表示されています。
画像(またはパターン)の配置方法が変更できます。
「画面全体に表示」→縦または横のサイズの長い方に合わせます。画像のサイズによって上下・左右に余白が出ます。
「画面に収まるサイズで表示」→縦または横のサイズの短い方に合わせます。長手の方の上下・左右のいずれかが見切れます。
「引き伸ばして画面全体に表示」→縦・横のサイズをここに引き延ばして画面に表示します。画像は変形して表示されます。
「中央に配置」→画像の解像に合わせて中央に表示します。上下・左右に余白が生じます。
「タイル状に配置」→一枚の画像をタイル状に並べて表示します。1枚の大きさは画像の解像度のママになります。画像の大きさ、または画面の解像度との関係でタイルの数は変わります。
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デスクトップに設定できる画像は大まかに分けて
「Apple」→アップルが提供している標準の「デスクトップピクチャ」と「無地の色」になります。
「デスクトップピクチャ」の場所
「ライブラリ」→「Desktop Pictures」フォルダ内
「無地の色」の場所
「ライブラリ」→「Desktop Pictures」→「Solid Colors」フォルダ内
「写真」→Macの「写真.app」上で管理されている画像を選択できます。
「フォルダ」→任意のフォルダを登録して、その中の画像を選択できます。
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「ピクチャを変更」→日時、分秒、あるいはスリープや起動のタイミングで、選択した任意のフォルダ内の画像を順番に変更して表示するオプションです。
「ランダムな順序」→上記「ピクチャの変更」の順序をランダムに変更します。
「スクリーンセーバ」
大きく分けて左画面にスクリーンセーバのサンプル、右側にプレビューになります。
スクリーンセーバのデータの場所は、
「ライブラリ」→「Screen Savers」フォルダ内
サンプルを選択すると右側に表示されます。選択したサンプルにより若干メニューが変化します。例えば「フローティング」や「フリップアップ」などを選ぶと下図の様に、どのピクチャの入っているフォルダを利用するか確認されます。
また「Flurry」などを選ぶとオブジェクトの変化の速さや形状について設定が可能です
「メッセージ」では任意の文字列を指定して表示することが出来ます。
何れのパターンを選んだとしても、「時計を一緒に表示」にチェックを入れれば、スクリーンセーバ動作中に時刻を表示しておくことが出来ます。
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「ホットコーナー」→画面の四隅にマウスオーバーしたときの動作設定が出来ます。
それぞれの割り当てをクリックします。
スクリーンセーバ周りの設定だけでなく、「Mission Control」や「Dashboard」の指定が可能です。作業中にウィンドウが散らかってしまい、ファイルへのアクセスが難しくなったときのために「デスクトップ」を設定しておくとすべてのウィンドウが退避してデスクトップが見えるようになるのでお薦めではあります。